2015.11.29 Sunday
鶴ヶ島シティオーケストラ第34回定期演奏会
久しぶりに行って来ました。
2015年11月29日(日) 13:30開場、14:00開演
坂戸市民文化会館
森重修実指揮 鶴ヶ島シティオーケストラ
ベートーヴェン 交響曲 第八番
ブルックナー 交響曲 第四番「ロマンティック」
アマオケの演奏会ですが、ここ数年動員数が増えているのかな?今回もザッと見て九割方の入りで、正直驚きました。みんなブルックナーが好きなんです・・・ってそんな訳無いと思うので、ま・・・・地道な努力の積み重ねの成果なんでしょう。
さて曲目は、1曲目がベートーヴェン、後半はブルックナーです。プロオケではまずやらないようなプログラム?正直、凄いけれどちょっと心配でしたが・・・ま、そこがアマオケの良さという事にしておきましょう。
ベートーヴェンの8番は余り聞きませんが、実は私のお気に入りの曲です。均整のとれた構成、適度に力強い所が良いですね。筋肉質なんだけれど、柔らかさもある、ちょっと渋目の曲調も好みです。
立ち上がりはまずまず、どこと言って大きく崩れる場面は無かったのですが、8番てこんな曲だったけ?というような違和感、ぎこちなさがかんじられました。お昼直後ということもあって?ちょっと眠気が・・・あっ・・・昼寝して無かった!!(爆)
ということで、少々不完全燃焼で、終ってからの拍手も ちょっと控え目だったかな?
後半はブルックナー。
4楽章から成る曲ですが、それぞれの楽章が個性的で分かりやすいですね。どれも同じに聞こえると言う「定評」があるブルックナーでは異例の作品か?(笑)
第1楽章は勢いに乗って難しい事は考えないでも行ける雰囲気。第2楽章は逆に、ソロや分奏が連続して下手な奏者には辛いかも。管楽器は当然としてビオラやチェロも必死の形相・・・だったかな?(笑)(弦は曲全体にピチカートが多いのも特徴ですね。)第3楽章は、第2楽章の鬱憤を晴らすようなダイナミックな展開になり、最終楽章は曲全体の総まとめの様相を呈して壮大なフィナーレが繰り広げられます!
これって・・・なんと言うか・・・オケの練習にぴったりではありませんか!!(笑)
2015年11月29日(日) 13:30開場、14:00開演
坂戸市民文化会館
森重修実指揮 鶴ヶ島シティオーケストラ
ベートーヴェン 交響曲 第八番
ブルックナー 交響曲 第四番「ロマンティック」
アマオケの演奏会ですが、ここ数年動員数が増えているのかな?今回もザッと見て九割方の入りで、正直驚きました。みんなブルックナーが好きなんです・・・ってそんな訳無いと思うので、ま・・・・地道な努力の積み重ねの成果なんでしょう。
さて曲目は、1曲目がベートーヴェン、後半はブルックナーです。プロオケではまずやらないようなプログラム?正直、凄いけれどちょっと心配でしたが・・・ま、そこがアマオケの良さという事にしておきましょう。
ベートーヴェンの8番は余り聞きませんが、実は私のお気に入りの曲です。均整のとれた構成、適度に力強い所が良いですね。筋肉質なんだけれど、柔らかさもある、ちょっと渋目の曲調も好みです。
立ち上がりはまずまず、どこと言って大きく崩れる場面は無かったのですが、8番てこんな曲だったけ?というような違和感、ぎこちなさがかんじられました。お昼直後ということもあって?ちょっと眠気が・・・あっ・・・昼寝して無かった!!(爆)
ということで、少々不完全燃焼で、終ってからの拍手も ちょっと控え目だったかな?
後半はブルックナー。
4楽章から成る曲ですが、それぞれの楽章が個性的で分かりやすいですね。どれも同じに聞こえると言う「定評」があるブルックナーでは異例の作品か?(笑)
第1楽章は勢いに乗って難しい事は考えないでも行ける雰囲気。第2楽章は逆に、ソロや分奏が連続して下手な奏者には辛いかも。管楽器は当然としてビオラやチェロも必死の形相・・・だったかな?(笑)(弦は曲全体にピチカートが多いのも特徴ですね。)第3楽章は、第2楽章の鬱憤を晴らすようなダイナミックな展開になり、最終楽章は曲全体の総まとめの様相を呈して壮大なフィナーレが繰り広げられます!
これって・・・なんと言うか・・・オケの練習にぴったりではありませんか!!(笑)
ま、半分冗談で書いていますが、実は今回の演奏を聞いて感じた事をなんです!今までに何度かこの曲を聴いていますが、こんな風に感じた事はありませんでした。下手、上手い、長い、眠い・・・どうでも良い事を意識する事なく、曲の内容に関心が行くなんてどういう事か?ひょっとして・・・演奏が良かったから?!!
そうなんです!演奏が良かったんですね!
もちろん細かなキズは沢山ありましたが、細かな曲調の変化を実に丁寧に見せてくれました。下手は下手なりに?細部を描写する事で曲全体の構成が良く分かり、曲が進むにつれて完成度が高くなっていきました。クライマックス・・・最終楽章のコーダでは、雲海を切り裂いて輝きを増す太陽の様な情景が感じられ、何だかグッと来ましたよ!
忙しい中を縫っての練習・・・さぞかし大変だったと思いますが良くやってくれました!
アンコールはG線上のアリア。
と、ここで嬉しいハプニング!指揮者の森重氏がトランペットを持って登場して弦をバックにソロを披露!
この人、群響の第1トランペット奏者ですから上手いのは当然ですが、曲の中間部以外の部分を力の抜けた実にスムースな演奏で吹いて見せてくれました。さすがプロですが、だから・・・今回の演奏だったという事も言えるのでしょうね。様々なプロ指揮者の一挙手一投足を間近で見て、様々な曲のまとめ方を実体験している訳ですから、その経験が生きない訳がありません!
現役プロ団員の力をアマオケに活かす、野球では難しい?プロアマ交流も音楽では大歓迎ですね。
と言う事で、実に面白く充実した演奏会でした。ブルックナーはスコアを見ながらもう一度聴きたくなりました。白熱した演奏会に相応しくブラボーも飛び交った会場・・・満面笑みの団員達・・・旨いだろうな・・・・ビール!(笑)
帰り際、迷わず千円をカンパしましたので・・・次は6番を是非!
そうなんです!演奏が良かったんですね!
もちろん細かなキズは沢山ありましたが、細かな曲調の変化を実に丁寧に見せてくれました。下手は下手なりに?細部を描写する事で曲全体の構成が良く分かり、曲が進むにつれて完成度が高くなっていきました。クライマックス・・・最終楽章のコーダでは、雲海を切り裂いて輝きを増す太陽の様な情景が感じられ、何だかグッと来ましたよ!
忙しい中を縫っての練習・・・さぞかし大変だったと思いますが良くやってくれました!
アンコールはG線上のアリア。
と、ここで嬉しいハプニング!指揮者の森重氏がトランペットを持って登場して弦をバックにソロを披露!
この人、群響の第1トランペット奏者ですから上手いのは当然ですが、曲の中間部以外の部分を力の抜けた実にスムースな演奏で吹いて見せてくれました。さすがプロですが、だから・・・今回の演奏だったという事も言えるのでしょうね。様々なプロ指揮者の一挙手一投足を間近で見て、様々な曲のまとめ方を実体験している訳ですから、その経験が生きない訳がありません!
現役プロ団員の力をアマオケに活かす、野球では難しい?プロアマ交流も音楽では大歓迎ですね。
と言う事で、実に面白く充実した演奏会でした。ブルックナーはスコアを見ながらもう一度聴きたくなりました。白熱した演奏会に相応しくブラボーも飛び交った会場・・・満面笑みの団員達・・・旨いだろうな・・・・ビール!(笑)
帰り際、迷わず千円をカンパしましたので・・・次は6番を是非!