雪太郎のつぶやき

美しいもの、面白いもの、切ないもの、考えさせる物・・・。一人が好きだけど、独りじゃ寂しい。そんな私のつぶやき・・・・。
クラシック音楽が苦手な人にはお薦めできません。暗いのが嫌いな人にはお薦めできません!!お子様にもお薦めできません!!
[謝辞]
父と母に、家族に、多くの慰めと喜びを与えてくれた、過去、現在、そして未来の芸術家達に、感謝!!
[おことわり]
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2012.05.27 Sunday

乾石 智子 「夜の写本師」

乾石 智子
東京創元社
¥ 1,785
(2011-04-28)

しばらく前の新聞広告をみて借りてみました・・・何やら「絶賛」されていたような記憶が・・・。

『右手に月石、左手に黒曜石、口のなかに真珠。三つの品をもって生まれてきたカリュドウ。だが、育ての親エイリャが殺されるのを目の当たりにしたことで、彼 の運命は一変する。女を殺しては魔法の力を奪う呪われた大魔道師アンジスト。月の巫女、闇の魔女、海の娘、アンジストに殺された三人の魔女の運命が、数千 年の時をへてカリュドウの運命とまじわる。エイリャの仇をうつべく、カリュドウは魔法とは異なった奇妙な力をあやつる“夜の写本師”としての修業をつむ が…。 』
(〜amazon)

山形出身の新人作家の長編デビュー作・・・らしいが、会社つとめの娘さんがいると言うから若い方では無さそう・・・。

ストーリーを一言で言えば「時を超えた復讐の物語」とでもいうのかな?1000年前の惨劇・・・死に際に復讐の呪いをかけ、何度も生まれ変わった「女」が憎き魔道師を追い詰めていき、遂には・・・というお話だ。

表紙も含めて装幀も雰囲気出ています。おどろおどろしくも何処か乾燥した空気感が漂い、中東から地中海にかけての海の香りも・・・。(嗅いだことないけど・・・笑。)

いわゆる魔術師でなく「魔道師」という表現、そして初めて聞く「写本師」という職業も興味深い。そして随所で見せる「暗く」て「痛い」表現や、アラベスクのような緻密で重層的な物語をまとめ上げる手腕は新人離れしている??

やはり・・・若い新人では無さそう・・・。(笑)

魔術を使うものは魔術師を恐れて防壁を築き上げるが、魔術を使える写本師・・・「夜の写本師」という存在がその盲点を突く・・・。斬新なトリックにも驚かされるが、意外な程晴明な結末が心地よい読後感を与えてくれます・・・。暗いばかりの「死」の物語が、最後の最後で「生」の物語に転ずる所は見事です!!

生まれ変りの体験を描く場面など過去と現在が交錯する事もあって登場人物も多く、記憶力が落ちている私にはちょっと辛かったのも正直なところですが、しっかりとした構成もあって何とか読了できました。時間があったら二度読みたいところですね。

今までにない魔術の匂い・・・お望みならば・・・どうぞ・・・。

2012.05.27 Sunday

放送予定

連日帰宅が遅くて疲れ気味・・・それでも5時半には目が覚める・・・歳か・・・。(汗)

クラシック倶楽部はコチラ。

5月28日 (月) 午前0:00〜午前4:30(270分) BSプレミアム(103)
プレミアムシアター パリ・オペラ座バスチーユ公演 歌劇「ペレアスとメリザンド」2012年3月 パリ オペラ座バスチーユで収録!ドビュッシー&メーテルリンク生誕150年記念!



6/2 (土) 16:30 〜 17:00 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「これであなたもセレブ!?イタリア貴族養成講座」

6月3日 (日) 午前6:00〜午前7:55(115分) BSプレミアム(103)
特選 オーケストラ・ライブ N響コンサート − ロジャー・ノリントン指揮 第1724回定期公演 −

6月3日 (日) 午後9:00〜午後10:00(60分) Eテレ(021)
ららら♪クラシック「“熱狂の日”音楽祭〜ロシア音楽を堪能〜」

6月4日 (月) 午前0:00〜午前4:00(240分) BSプレミアム(103)
プレミアムシアター 英国ロイヤル・バレエ公演「不思議の国のアリス」ほか16年ぶりの新作バレエ「不思議の国のアリス」ユーモア満載の舞台!


FMは・・・。

5月27日 (日) 午後6:00〜午後6:50(50分) FM
現代の音楽  −東京混声合唱団第227回定期演奏会から−(2)

5月27日 (日) 午後7:20〜午後8:20(60分) FM
ブラボー!オーケストラ  −大阪フィルハーモニー交響楽団定期演奏会から−大植英次指揮で「春の祭典」他!

5月27日 (日) 午後8:20〜午後9:00(40分) FM
リサイタル・ノヴァ 三浦一馬(バンドネオン)

5月28日 (月) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック  −兵庫県稲美町公開収録−

5月29日 (火) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック・セレクション▽イングリット・フリッター ピアノ・リサイタル

5月30日 (水) 午後7:00〜午後9:10(130分) FM
ベストオブクラシック N響 第1729回定期公演? 準・メルクル指揮でサントリーホールからのライブ!?

5月31日 (木) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック  −アンドレア・ロスト ソプラノ・リサイタル−

6月1日 (金) 午後2:00〜午後6:00(240分) FM
オペラ・ファンタスティカ  −シンデレラ(ロッシーニ)−2011年12月 パリ オペラ座・ガルニエ宮で収録!

6月1日 (金) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック  −菊池洋子 ピアノ・リサイタル−

6月1日 (金) 午後9:10〜午後10:00(50分) FM
DJクラシック  −茂木大輔のオーケストラをやってきた!− 〜1発目の音〜

6月3日 (日) 午後2:00〜午後4:00(120分) FM
きらクラ! 【ゲスト】アリス・紗良・オットアリス・紗良・オット・・・演奏も聴ける???

6月3日 (日) 午後6:00〜午後6:50(50分) FM
現代の音楽  −演奏家に聞く〜エレクトロニクス・有馬純寿−(1)

6月3日 (日) 午後7:20〜午後8:20(60分) FM
ブラボー!オーケストラ−東フィル 第813回オーチャード定期演奏会から−(1)

6月3日 (日) 午後8:20〜午後9:00(40分) FM
リサイタル・ノヴァ。

今夜放送予定の「ペレアスとメリザンド」・・・中々良さそうです!

ああ・・・明日からは死のロードが始まる・・・。(汗)

2012.05.20 Sunday

NHK-FM「ブラボーオーケストラ 東フィル 第807回サントリー定期から」

NHK-FMの東京からの送信は、4月末からスカイツリーに替わったそうなので久々に聞いてみました。
実は随分前からいくつも録音はしているのですが、聴いている暇がありません・・・。(泣)


  − 東フィル 第807回サントリー定期シリーズから −  
                              
「楽劇“ニュルンベルクのマイスタージンガー”        
              第1幕への前奏曲」ワーグナー作曲
                      (10分14秒)
           (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
                (指揮)ダン・エッティンガー
                              
「歌劇“アイーダ”第2幕から」        ヴェルディ作曲
                      (36分43秒)
               アイーダ…(ソプラノ)横山恵子
           アムネリス…(メゾ・ソプラノ)中島郁子
                ラダメス…(テノール)福井敬
              アモナズロ…(バリトン)村林徹也
              ランフィス…(バリトン)山下浩司
              エジプト王…(バス)ジョン・ハオ
                (合唱)東京オペラシンガーズ
           (管弦楽)東京フィルハーモニー交響楽団
                (指揮)ダン・エッティンガー
  〜サントリーホールで収録〜               
                  <2011/11/18>
(〜NHK-FM)

一聴・・・う〜ん・・・良い音だ!!艶やかで、それでいて明解・・・私好みの音です!!

サントリーホールでの録音も、改装後のそれはどうも曖昧模糊とした感が強くてガッカリさせられる事が多く、随分御無沙汰だったのですが、今日の放送は改装前の切れの良さを取り戻した素晴らしい音!!

オケと合唱、ソリストの音が綺麗に融合しながらもそれぞれがハッキリと聞こえ、いわゆる臨場感満点の録音と思います。

アイーダ第二幕は有名な「凱旋」の場面もあって迫力満点の場面が多い・・・。今回の放送でも悲喜こもごもの舞台上が眼前に展開して楽しめました。しかも・・・キャストもほとんどが日本人なのに違和感ゼロ・・・。

何だか凄いじゃありませんか??!!(汗)

いや〜良い時代になったんですね・・・。

残念なのはただ一つ・・・やはり60分は短いぞ!!

2012.05.20 Sunday

ご近所コンサート

昨日も仕事だったので今日は一日ノンビリしようかと思いましたが、ゴールデンウィークも休めずこれから先も休めそうもないので、梅雨前に出かけておこうと午前は山方面を車でグルリ・・・。

お昼を食べて帰宅して・・・午後はご近所コンサートに行って・・・と忙しい一日でした。(汗)

聴いたのは昨年12月にも聴いたアマオケ「鶴ヶ島シティーオーケストラ」です。

今回も無料ですが、定期演奏会という事ではなく「 さわやかコンサート 2012」というちょっと気楽なコンサートのようでした。

2012年5月20日 13:30開場 14:00開演 坂戸市民文化会館 大ホール

1、モーツァルト作曲 交響曲 第31番 「パリ」
2、フォーレ作曲 ペレアスとメリザンド
3、ハイドン作曲 交響曲第101番 「時計」

さて、一応案内の葉書をいただいていたので予習をしようかと思いましたが、この曲目って・・・実は・・・手持ちの音源がありませんでした。とても地味な選曲だなあ〜〜!!と思いながら出かけたのですが・・・。

1曲目のモーツァルト・・・「パリ」という副題は知っていましたが、曲のイメージは無く、ほとんど初体験か???(汗)夢うつつの境地で・・・寝不足だったからね・・・。(笑)

2曲目のフォーレは・・・ドビュッシーのオペラと違ってこれもイメージゼロ??かと思ったら・・・「組曲」全4曲の3曲目が・・・あの有名な「シシリアーノ」でした!!

ハープとフルートに弦楽合奏が絡んでの組曲版は多分初めて聴いたと思いますが、ドビュッシー同様・・・あるいはそれ以上に繊細感満点の曲は中々面白く、「はかない美しさ」に対する西欧人の美意識の一端がうかがい知れて興味深い曲です。ただ・・・「シシリアーノ」以外の3楽章はもはや朧(汗)・・・。それでも、ドビュッシーの「ペレアス・・・」が束になってもフォーレの「シシリアーノ」にはかなわないのが実感出来できたのも事実かな?(笑)

そして・・・ハイドン・・・もちろん「時計」というタイトルは知っていましたが、ハイドン自体ほとんど聴いて来なかったので・・・これもほとんど白紙状態〜。(笑)

4楽章のこの曲・・・ハイドンのロンドン時代を代表する?曲らしいのですが、第2楽章を聴いて膝を打ちました!!(笑)

ある年代以上の人なら誰でも知っているアノ曲です!!

曲自体より・・・あの頃を思い出して懐かしかったんですが・・・他の3楽章は記憶にありません・・・凄い曲です・・・。(笑)

さて、3曲に共通しているのは・・・「有名だけど意外と知らない名曲の再発見!」とでもいうのでしょうか?・・・初夏の熱気の中の気楽な演奏会?にしては何だか不思議な選曲・・・正直そんな感想を抱いたコンサートだったと思います・・・。

ただ・・・演奏自体はまずまずで、全体のテンポ感が失われることが無く、ミスはあっても大崩しないレベルになっていたのには感心させられました。特に木管陣はしっかりと吹けていましたし、楽員全員の耳が良くなっている感触で、アンサンブルその他、まだまだ拙いテクニックではあっても今後を期待させられる演奏会だったと思いますね。

アンコールは・・・せっかく客演してくれたハープ奏者・・・フォーレだけではもったいないと、もう一度登場していただいての「カヴァレリア・ルスティカーナ」からの「間奏曲」でしたが、この曲こそが「さわやかコンサート」に一番ふさわしいかった様な気もしますね・・・。(笑)

帰りのロビーには、前回同様に募金箱が・・・チャリンといれました・・・次も期待しましょう。

2012.05.20 Sunday

放送予定

いつまで経っても終わらない仕事・・・いい加減疲れてきました・・・。(汗)

クラシック倶楽部はコチラ


5/26 (土) 18:30 〜 19:00 (30分)
BS朝日
題名のない音楽会 「あのアイドル名曲が交響曲に!夢のアレンジ競演」

5月27日 (日)
午前6:00〜午前7:28(88分) BSプレミアム(103)
特選 オーケストラ・ライブ N響“第9”演奏会

5月27日 (日)
午後9:00〜午後10:00(60分) Eテレ(021)
ららら♪クラシック「N響スペシャル 鬼才ノリントンの音楽」

5月28日 (月)
午前0:00〜午前4:30(270分) BSプレミアム(103)
プレミアムシアター パリ・オペラ座バスチーユ公演 歌劇「ペレアスとメリザンド」


FMは・・・。

5月21日 (月)午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック  −北ドイツ放送交響楽団の貴重音源−(1)ギュンター・ヴァント生誕100年記念!1985〜86年のライブ!

5月22日 (火)午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック  −北ドイツ放送交響楽団の貴重音源−(2)ギュンター・ヴァント生誕100年記念!1987〜2000年のライブ!

5月23日 (水)午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック  −北ドイツ放送交響楽団の貴重音源−(3)ギュンター・ヴァント生誕100年記念!1999〜2000年のライブ!

5月24日 (木)午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック  −北ドイツ放送交響楽団の貴重音源−(4)ギュンター・ヴァント生誕100年記念!1984〜2000年のライブ!

5月25日 (金)午後7:30〜午後9:10(100分) FM
ベストオブクラシック  −北ドイツ放送交響楽団の貴重音源−(5)ギュンター・ヴァント生誕100年記念!1984〜2000年のライブ!

ギュンター・ヴァント・・・昔は良く聴きましたが懐かしい指揮者ですね。あの容貌から、重厚長大でちょっと無骨というイメージがあるのですが、嵌ると凄いんでした!!(笑)

そう言えば・・・先月の末からNHK-FMの電波はスカイツリーから送られているようです。

ノイズも感じられない素晴らしい音が聴け、車でも受信状態が大幅にアップしていてスカイツリー万歳!!と叫びたい位です。(笑)

2012.05.13 Sunday

シャルパンティエ 歌劇「ルイーズ」

Charpentier,Domingo,New Phil Orch,Pretre
Sony Classical UK
(2009-07-20)

久しぶりにCDを購入しました。Charpentier: Louise(Complete)という米国盤で、マスネのシンデレラと同様に昔LPで持っていヤツの買い直しです。

シャルパンティエと言えばバロックの作曲家として知られているけれど、このオペラの作曲家であるギュスターヴ・シャルパンティエ(Gustave Charpentier)は別人で、この曲だけで音楽史に名を残す事になったらしい。20世紀初頭のパリの雰囲気が良く伝わる作品で、滅多に聴けない傑作かな?

パリに住む若い娘が恋に落ち、謹厳実直な父親と衝突して家を飛び出す?という実にケシカラン内容ですが、最後の場面での娘役コトルバスによる狂乱の場面や、父親(ガブリエル・バッキエ)が呻くように罵る「お〜パリめ!!」という呪いの言葉が実に切実で印象的!

以前からSONYの廉価盤シリーズが出る度に探してはいたのですが、中々見つからず半分諦めていたところ、先日見つけて思わずポチッと!(笑)元々は1976年頃の録音ですが、コトルバスやドミンゴの若々しい声が聞ける上、フランス版ヴェリズモ・オペラ?の劇的迫力が良く伝わる明解な録音でお薦めです。

本当はLP時代と同じルノワールの絵(ムーラン・ド・ラ・ギャレット)のジャケットのCDが欲しかったけど値段の関係でコチラにしました。(汗)

昔はこんな小品でも毎月のようにLP化されていてうれしい悲鳴を上げさせられたのですが、今思うと夢のような時代でしたね・・・。

2012.05.13 Sunday

放送予定

スッキリ爽やか〜〜!!な天気!(笑)

クラシック倶楽部はコチラ


2012年 5月14日(月) 午前0:00〜午前4:00(240分) BSプレミアム ステレオ
プレミアムシアター ボリショイ劇場公演 歌劇「ルスランとリュドミーラ」ボリショイ劇場
のリニューアル・オープン記念公演から!!



これは楽しいぞ!!


5/17 (木) 2:29 〜 3:29 (60分) 日テレ
読響シンフォニックライブ

5/19 (土) 18:30 〜 19:00 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「なんてったってドビュッシー」

2012年 5月20日(日) 午前6:00〜午前7:52(112分) BSプレミアム ステレオ
特選 オーケストラ・ライブ − 音楽大学フェスティバル・オーケストラ演奏会 −

2012年 5月20日(日) 午後9:00〜午後10:00(60分) Eテレ ステレオ
ららら♪クラシック「来たれ!木管ユース〜フランスから木管のスター軍団来日〜」

2012年 5月21日(月) 午前0:00〜午前4:00(240分) BSプレミアム 5.1ch
プレミアムシアター エクサン・プロバンス音楽祭2011 歌劇「椿姫」ナタリー・デセイがヴィオレッタを熱演!


FMは・・・。

2012年 5月14日(月) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック・セレクション  −パク・キュヒ ギター・リサイタル−

2012年 5月15日(火) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック  −ラ・ストラヴァガンツァ東京演奏会−

2012年 5月16日(水) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック・セレクション  −清水靖晃&サキソフォネッツ 演奏会−

2012年 5月17日(木) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック・セレクション  −エマーソン弦楽四重奏団演奏会−

2012年 5月18日(金) 午後2:00〜午後6:00(240分) FM ステレオ
オペラ・ファンタスティカ  −湖上の美人(ロッシーニ)−ロベルト・アバド指揮 スカラ座でのライブ!

2012年 5月18日(金) 午後7:00〜午後9:10(130分) FM ステレオ
ベストオブクラシック N響 第1728回定期公演 ? 広上淳一指揮 武満! バーバー! バーンスタイン!?

2012年 5月19日(土) 午後8:10〜午後9:00(50分) FM ステレオ
 吹奏楽のひびき  −アルボラダ木管五重奏団・コンサート ライヴ−(1)

2012年 5月20日(日) 午前8:10〜午前9:00(50分) FM ステレオ
吹奏楽のひびき  −アルボラダ木管五重奏団・コンサート ライヴ−(2)

2012年 5月20日(日) 午後6:00〜午後6:50(50分) FM ステレオ
現代の音楽  −東京混声合唱団第227回定期演奏会から−(1)

2012年 5月20日(日) 午後7:20〜午後8:20(60分) FM ステレオ
ブラボー!オーケストラ  −東フィル 第807回サントリー定期シリーズから−ダン・エッティンガー指揮、サントリーホールで収録。歌劇“アイーダ”演奏会形式の上演?!

2012年 5月20日(日) 午後8:20〜午後9:00(40分) FM ステレオ
リサイタル・ノヴァ 日橋辰朗(ホルン)

NHK-FMの新しい目玉?きらクラ!

日曜日午後のゴールデンタイムを使うんですから頑張って欲しいものです!CD流すDJ番組らしく・・・若いクラシックファンを増やしたいという意欲は分るけど・・・もったいないな〜!!(汗)

2012.05.06 Sunday

放送予定

5時起きして妻と散歩してきましたが・・・最後に雨が・・・ちょっと濡れたけど気持ちの良い朝です。

クラシック倶楽部はコチラ


5/6 (日) 21:00 〜 22:54 (114分) BS朝日
小澤征爾さんと音楽で語った日〜チェリスト・宮田大・25歳〜

5/12 (土) 18:30 〜 19:00 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「第3回歌ってみまSHOW!(2)」

2012年 5月13日(日) 午前6:00〜午前7:30(90分) BSプレミアム ステレオ
特選 オーケストラ・ライブ − 仙台フィルハーモニー管弦楽団演奏会 −

2012年 5月13日(日) 午後9:00〜午後10:00(60分) Eテレ ステレオ
ららら♪クラシック「母にささげる 音楽の花束」佐藤しのぶさんが登場!

2012年 5月14日(月) 午前0:00〜午前4:00(240分) BSプレミアム ステレオ
プレミアムシアター ボリショイ劇場公演 歌劇「ルスランとリュドミーラ」ボリショイ劇場
のリニューアル・オープン記念公演から!!


FMは・・・。

2012年 5月 7日(月) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック  −ベルリン・フィル特集−(1)サイモン・ラトル指揮でブルックナー9番他!

2012年 5月 8日(火) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック  −ベルリン・フィル特集−(2)ネルソンス指揮/カサド指揮!

2012年 5月 9日(水) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック  −ベルリン・フィル特集−(3)ネルソンス指揮/カサド指揮!

2012年 5月10日(木) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック  −ベルリン・フィル特集−(4)ラトル指揮でマーラー8番!!

2012年 5月11日(金) 午後2:00〜午後6:00(240分) FM ステレオ
オペラ・ファンタスティカ  −ファウスト(グノー)−エヴェリーノ・ピド指揮、2011年9月コヴェントガーデンでの公演!

2012年 5月11日(金) 午後7:30〜午後9:10(100分) FM ステレオ
ベストオブクラシック  −ベルリン・フィル特集−(5)ラトル指揮でマーラー9番!!

2012年 5月12日(土) 午後6:00〜午後8:15(135分) FM ステレオ
N響演奏会尾高忠明指揮!

2012年 5月13日(日) 午後6:00〜午後6:50(50分) FM ステレオ
現代の音楽  −いずみシンフォニエッタ大阪 第28回定期演奏会から−(2)

2012年 5月13日(日) 午後7:20〜午後8:20(60分) FM ステレオ
ブラボー!オーケストラ−東フィル 第809回オーチャード定期演奏会から−(2)小林研一郎指揮で「悲愴」!!

2012年 5月13日(日) 午後8:20〜午後9:00(40分) FM ステレオ
リサイタル・ノヴァ 平野花子(ハープ)


GWも終わって忙しい日常が・・・中々充実しているのでどうしようかと悩む・・・。(笑)

2012.05.04 Friday

六条 仁真 「夏の迷宮―山人奇談録」

六条 仁真氏の「山人奇談録」に続く第2作です。

『夏は、あの世とこの世が、ほんのすこし近くなる。山奥の暗闇、底知れぬ水際、心を焦がす炎、龍の舞う嵐…。現実がゆらぎ、常世とまじりあう不思議な場所 で、めぐる生命を統べる偉大な山の主たちと出会い、少女の世界は輝きと深さを増してひろがっていく。山人の孫娘が綴る、ひときわあざやかな季節の物語』
(〜amazon)

記憶も朧なのでハッキリとは言えませんが・・・第1作では祖父と孫娘の経験するとても濃密な時間を感じました。そしてこの新作では・・・登場人物が増えた上、真夏の日々が舞台なので文字通り「明るいお話」になっていると思え、どこかアッケラカンとした雰囲気が漂っていますね。

登場人物は祖父と中学生の孫娘、孫娘の友人二人と友人の飼い犬一匹。後半では神社の神女を務めるお婆さんも加わって文字通り夏の迷宮への不思議な旅が描かれます。

水底に漂う人々、自然の中のヌシと呼ばれる存在との触れ合いや、「あの世」をのぞき見るような一時・・・。五話にわたって描かれる夏の日々は、「死」との境界を行き来するかのような恐ろしさと同時に、鮮烈な「生」の感触も伴っていて自然の中で生きる事の意味を感じさせてくれます・・・。

結末では・・・恐ろしいけれど全体としては明るい展開の本作を締め、子供達の成長も感じさせるように夏の終りの切ない叙情を漂わせて終わるという見事な構成です・・・。

さて、山人と言う、山に浸りきって生きてきた人間にしか見えない世界・・・そんな不思議な存在を描き出してくれた第1作から3年近く・・・一日一作を目標としている作者にしては随分と時間が掛ったのではないでしょうか??(笑)

率直に言うと、あまりに見事な前作に比べると神秘的な感触が薄まったかと思いますが、現代人の日常生活では想像も出来ない世界を描き出す力量はやはり大したものだと思います。これからやってくる・・・多分・・・暑い夏・・・備えの一冊としてもお薦めかな?(笑)

子供達はもちろん大人でも楽しめます。

2012.05.03 Thursday

菅野 雪虫「天山の巫女ソニン 巨山外伝 予言の娘」

出ました「ソニン」シリーズ外伝です!本編では白を基調とした装幀でしたが、この外伝では北国をイメージした?アイスブルー?でしょうか??繊細で丁寧な仕事ぶりからも内容の充実振りが分ります。

『ソニンが天山の巫女として成長したのは美しい四季に恵まれた沙維の国。イェラが王女として成長したのはその北に草原と森林が広がる寒さ厳しい巨山の国。孤 高の王女イェラが、春風のようなソニンと出会うまで、どのように生きてきたのかを紹介する、本編「天山の巫女ソニン」のサイドストーリー』
(〜amazon)

本編でソニンと共に活躍したのが北国巨山の王女イェラでした。「侵略者」でもありながら、影を帯びた孤高の存在として描かれたその姿は、ソニンとの交流を通して次第に人間味を帯びて行きましたが、本編のエピソードだけでは彼女の人間性の成り立ちも含めて描ききれない面が感じられました。ところが、「完結」から3年近く経っての登場したこの「外伝」では・・・何とそのイェラの生い立ちが描かれています!

久しぶりですので正直ちょっと心配だったのですが・・・読んでみると・・・。

う〜〜ん・・・これは素晴らしい!

過酷な自然に囲まれた巨山、その国を支配する王家の正妻に初めて生まれた子供がイェラだったが、「男子」を熱望する父王と母にはその存在を無視されたも同然の子供時代を送るになった・・・。

乳母や近しい者との触れ合いや読書に慰めを求め、自分の立場に達観して周囲に覚めた眼差しを向けるだけの孤独な日々を送っていたが、父王譲りの利発さに恵まれた少女は、いつしか異母兄弟たちの中で頭角を現わしていき・・・遂にはある事件をキッカケに!・・・というお話です。

「何としても男子を!!」という正妻である母親や側室たちの悲しい葛藤、その結果犠牲となるイェラや異母兄弟たち・・・。将来の王の座を射止めるための王家内部の争いの他にも、役人たちの中の勢力争いの中でイェラと心を通わせた者が命を落として行くという厳しい現実・・・。

王家の人間であるが故に経験する、過酷な経験がこれでもかと描かれていき、気丈なイェラの性格が形づくられていく様子が手にとるように分る内容と言えます。

また、「外伝」とは言っても、本編で描かれていた様々なエピソードとの関係もキチンと書かれており、シリーズ全体の構成も含めて「三国」の世界観が細部までしっかりと考えられていることも分かって感心します。ソニン本人も少しだけ登場しますが、そういえばこんな話があったな〜と思わず唸る形だったのでビックリさせられます!

菅野雪虫氏久々の登場を喜ぶとともに、これからもソニンの世界を書き続けて欲しいものだと思います。次回はちょっと成長したソニンとイェラの出会いを読みたいですね。

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