雪太郎のつぶやき

美しいもの、面白いもの、切ないもの、考えさせる物・・・。一人が好きだけど、独りじゃ寂しい。そんな私のつぶやき・・・・。
クラシック音楽が苦手な人にはお薦めできません。暗いのが嫌いな人にはお薦めできません!!お子様にもお薦めできません!!
[謝辞]
父と母に、家族に、多くの慰めと喜びを与えてくれた、過去、現在、そして未来の芸術家達に、感謝!!
[おことわり]
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2009.07.27 Monday

バイロイト音楽祭2009 開幕

オペラキャストさんを覗いたところ、今年のバイロイト音楽祭も先日25日から開幕しているようですね。以前にも予定を見て注意していたのですが・・・・DVDドライブの不調に振り回されてすっかり忘却・・・。(汗)

「トリスタン・・・」と「・・・マイスタージンガー」は終わってしまったようで、明日から・・・えっ???今日の深夜かな???(笑)「ラインの黄金」が始まるみたいです!

明日の夜は「ワルキューレ」・・・・と続くらしい。

生放送する局(ネット配信)によっては320kbpsMP3なんて凄い所もあるようで、ちょっと聴いてみたくなりますね。

PCで夜中に録音するのもちょっと辛いし、聴くとしたら明日の夜ちょっとだけかな?昔は年末のNHKのFM放送を頑張って聴いたものですが・・・。(笑)

Promsと言いバイロイトと言い、良い時代になったものですね〜。

お暇な方は聴いてみて下さい。

2009.07.26 Sunday

放送予定

豪雨のあとに太陽ギラギラ・・・昨日はあちこちで夏祭りが・・・ダイナミックな夏です。(汗)

7/26 (日) 17:00 〜 18:55 (115分) BSフジ
JーWAVE LIVE 2000+8 「DAY3」。「JーWAVE LIVE」三夜連続放送。青山テルマ、アンジェラ・アキ、くるり、スガ シカオ、平井堅、森山直太朗が登場!

7/26 (日) 23:00 〜 23:30 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「音響の追求者〜冨田勲」

2009年 7月30日(木)午後4:00〜午後5:30(90分)BS2
SONGS「アリス」「トータス松本」「吉川晃司」

2009年 7月31日(金)午前10:00〜午前11:40(100分)BS2
オリンピック・コンサート2009

2009年 7月31日(金)午後2:00〜午後3:00(60分)BShi
プレミアム8<エンターテインメント> SONGSプレミアム ▽徳永英明

2009年 7月31日(金)午後5:00〜午後5:50(50分)BShi
SOUND+1「鴨川少年少女合唱団+加藤登紀子」

7/31 (金) 23:30 〜 0:25 (55分) TOKYO MX1
ジョン・レノン スーパーライブ2008。オノ・ヨーコ,絢香,奥田民生,斉藤和義,斉藤ノブ+夏木マリ,Salyu,THE SUNDAY DRIVERS,Char,トータス松本,フジファブリック,BONNIE PINK,ゆず,吉井和哉,LOVE PSYCHEDELICO。

2009年 7月31日(金)翌日午前0:10〜翌日午前1:40(90分)総合
今夜も生でさだまさし。

2009年 7月31日(金)翌日午前1:40〜翌日午前2:40(60分)総合
ロックの学園2009 リプライズ。

2009年 7月31日(金)翌日午前2:40〜翌日午前3:25(45分)総合
ジャズライブKOBE 総集編(2)

8/1 (土) 18:30 〜 19:00 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「笛の音は時空を超えて」。佐渡 裕が子供の頃から憧れる世界的フルート奏者ペーター=ルーカス・グラーフ(80歳)をゲストに招き、夢の共演を。

2009年 8月 1日(土)午後11:00〜翌日午前2:00(180分)BShi
ウイークエンドシアター 歌劇「アリドーロ」

2009年 8月 2日(日)午前6:00〜午前7:30(90分)BShi
メンデルスゾーン生誕200年記念 ガラ・コンサート

8/2 (日) 13:00 〜 13:55 (55分) BS朝日
はじめてのクラシック〜今明かされる、本当のベートーヴェン〜。ベートーヴェンというクラシック音楽史を変えた偉大な作曲家の楽曲を演目に選択。その「楽聖 ベートーヴェン」の生涯とその楽曲が出来上がるまでの背景を追いながら臨場感溢れるコンサートの模様をお届けします。

2009年 8月 2日(日)午後8:00〜午後8:45(45分)BShi
クラシックミステリー名曲探偵アマデウス▽ブラームス・交響曲第4番〜愛妻はどこへ

2009年 8月 2日(日)午後9:00〜午後10:00(60分)教育
N響アワー − 若杉弘さんをしのぶ −

2009年 8月 2日(日)午後11:50〜翌日午前1:20(90分)BShi
グループ魂フェスティバル in 秩父

2009年 8月 2日(日)翌日午前1:00〜翌日午前4:15(195分)
クラシック・ロイヤルシート カラヤンの芸術“交響曲 第3番”“交響曲 第7番”“交響曲 第6番 田園”“交響曲 第8番”“交響曲 第5番”


FMは・・・。

2009年 7月27日(月)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −三重県津市公開録音− 曽根麻矢子(チェンバロ)リサイタル。

2009年 7月28日(火)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック・セレクション −パシフィカ・クァルテット演奏会−

2009年 7月29日(水)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック - イアン・ポストリッジ(T) リサイタル - ?

2009年 7月30日(木)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック  - スティーブン・イッサーリス(Vc)リサイタル - ?

2009年 7月31日(金)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック・セレクション −石川県珠洲市公開録音− 米元 響子(バイオリン)リサイタル。

2009年 8月 2日(日)午後2:00〜午後6:00(240分)
サンデークラシックワイド −海外コンサート−アルヴォ・ペルト、フィリップ・グラス、ギヤ・カンチェリなどの音楽

2009年 8月 2日(日)午後6:00〜午後6:50(50分)
現代の音楽 −いずみシンフォニエッタ大阪 第22回定期演奏会から−(1)

2009年 8月 2日(日)午後7:20〜午後9:00(100分)
FMシンフォニーコンサート。東京フィル第768回サントリー定期演奏会から?

う〜ん・・・出かけたいけど、今日の天気はどうなるんだ??(笑)

2009.07.24 Friday

Proms 2009 スタート

「FOOD AND SOUL」さんを覗いたところ、Proms 2009 のコンサートに出かけたという記事がありました。そう言えばと思ってBBCのサイトを見るとライブ録音がネットで聞けるようになっていることが分かりました。画像はさすがに無理みたいでiPlayerという音声専用の配信のようです。小さなプレーヤー大きなプレーヤー・・色々あるようだけど良く分からない・・・。(汗)

取り合えずBBCのこちらから聞けるようです。意外と音も良いので楽しめそうですよ。

こんな調子で夏の間聞けるとしたら凄いぞ〜!!とちょっと興奮します。(笑)



2009.07.22 Wednesday

ヨーン・ストルゴー指揮、スタヴァンゲル交響楽団演奏会

今朝の新聞を見たら若杉弘氏が亡くなられたとの事、74歳か・・・・一線級のベテランもいつの間にか70代80代・・・久しぶりに名前を聞くと鬼籍入りと言うのは悲しいことですね・・・。ケルン放響?との「来日」公演でのマーラーの9番が印象に残ってます・・・。

ご冥福をお祈りいたします・・・・。


さて久しぶりにNHK-FMベストオブクラシックを聴きました。

今週は北欧のオーケストラ特集。今日は2回目ですが・・・始めて聞く名前の指揮者とオーケストラだったので全く期待していなかったのですが・・・。(汗)


 幻想曲“ロメオとジュリエット”作品18」 スヴェンセン作曲
                      (14分00秒)

「ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23」
                    チャイコフスキー作曲
                      (32分50秒)
                (ピアノ)スティーヴン・ハフ

「交響曲 第5番 作品50」          ニルセン作曲
                      (35分50秒)

              (管弦楽)スタヴァンゲル交響楽団
                 (指揮)ヨーン・ストルゴー
  〜ノルウェー・スタヴァンゲル コンサートホールで収録〜
                   <2008/1/31>
  (ノルウェー放送協会提供)

「ジムノペディ 第1番」            サティー作曲
                       (3分40秒)
「前奏曲集 第1巻から ミンストレル」   ドビュッシー作曲
                       (3分00秒)
               (ピアノ)アルド・チッコリーニ
  〜ベルギー・ブリュッセル パレ・デ・ボザールで収録〜
                   <2008/8/29>
  (ベルギー・オランダ語地域放送協会提供)
(〜NHK-HP)

実は昨日も聴いたのですがどうもピンと来なくて・・・眠かった。(笑)無理して大型ヘッドホンを使うのも辛いので今日は耳入れタイプを使いました。

お・・・意外と・・・良い感じの音で・・・メリハリの効いた分かり易い演奏・・・こういうの好きです!(笑)

スヴェンセンの「ロミジュリ」なんて「当然」知りませんでしたが、中々良い曲。ひょっとしたら・・・・プロコフィエフのそれより分かり易いんじゃないか?と感じる・・・後でもう一度聴いてみましょう。

続くチャイコフスキーも大変分かり易い!!ピアノもオケも勢いに乗った一気呵成の演奏で素晴らしい!!まるで巨大なピアノが駆け回るような怪演で、聴衆も唸ってましたね。(汗)

スティーヴン・ハフか・・・でかいんだろうな〜!(笑)

最後はニルセン。この人の交響曲ってまともに聴いた記憶が無いんだけど・・・。(汗)

静かに始まった曲・・・途中から軍靴の響きが辺りを圧する・・・そういう曲なのか???と思って
wikipediaを見ると・・・時代的にそういう曲でもありそうか・・・。

2楽章の交響曲という珍しい作品ですが、プロコフィエフ風の刺激的な第一楽章に対して・・・第2楽章は・・・なんだかブラームス風?に始まって・・・随分・・・複雑で雄弁な・・・理不尽な曲・・・。(汗)

残った時間で放送されたのが・・・何と
アルド・チッコリーニのサティとドビュッシー!

昔・・・彼の弾いたサティのピアノ曲全集を買いました・・・LPで。(笑)

かすかに鳥のさえずりが聞こえるような小さな会場?での演奏・・・ジムノペディ・・・懐かしい・・・・。

ドビュッシーも、ゆったりとしたユーモラスな演奏・・・余裕たっぷりだな〜・・・。(笑)

アルド・チッコリーニは1925年生まれだけど・・・まだ演奏活動を続けているんですね。10歳ほど若い若杉氏も、病を得る事がなければまだまだだったのでしょうが・・・。

手元のリストを見ると若杉氏の録音も数曲あるから後で聴いてみよう・・・。

2009.07.20 Monday

菅野 雪虫「天山の巫女ソニン(5) 大地の翼」

シリーズ第5巻・・・最終巻です!

『落ちこぼれの巫女と言いわたされ、すべてを失ったところから始まった少女の物語―。里におりたソニンは、三つの国を知り、そこに生きる人々と交わり、悩み・悲しみ・希望・喜びを実感しながらひとりの人間として豊かな人生を歩む道を見出してゆく。感動の最終巻』
(〜amazon)

天山を降ろされた巫女ソニンは、不思議な縁によってイウォル王子の世話係として王城で働く事となった。様々な出来事を通して三つの国の三つの王家の人々を知り、それぞれの国情や良い面悪い面も知ったソニン。若き王子王女たちとも交流を重ねる内に、それぞれの人となり、喜びや悲しみについても知ることとなった。それは、「落ちこぼれ巫女」であるソニンにとっても他人事ではなく、自らの存在や、三つの国や民の行く末を真摯に考えるきっかけともなっていった・・・。

三つの国しか登場しないという、考えてみれば不思議な世界(笑)が舞台のこの物語でしたが、遂に最終巻となってしまいました。今までは、国と国、あるいは国の中の権力争いの場面が描かれてきましたが、最終巻ではその「総決算」とも言うべき「一大決戦」が起ってしまいます。北の国「巨山」と南の国「江南」が手を結びソニンのいる「沙維」に兵を向ける!決死の覚悟で前線に赴く王子達・・・城に残されたソニン・・・それぞれの運命を決する戦いの場に現れたのは王女の意を受けた「獣」!!

国と国との戦いは、支配層の中の勢いが国民の中に広がり、一部の人間の力では止めようがない状態となった時に戦端が開かれるものだと思うけど、この物語でも若き王子王女たちの願いをよそに、事態は悪化していく。一度始まった戦いは多くの犠牲を生むが、膠着した前線が動き出すとき、平和を願う彼らは決死の賭けに出る!父王を欺く王女、王女を信じて作戦を変える王子達・・・。

金と権力を求める支配層と、民の幸福を願う王子達の間の葛藤、それぞれの決断、そして、彼らに対する「民の姿」が描かれ、クライマックスではクワン王子とともに馬上の人となったソニンが走る!!

結末は・・・若き王子王女たちが「春の祭り」の場で再び笑顔を交わす・・・その前夜で終わります。(笑)

第4巻ではソニンの前で心を開く王子王女達の姿が描かれていました。イウォル王子は別として、猛々しく振る舞う彼らが、何故かソニンにだけは本音を漏ら す。不思議な情景ではありましたが、「欲」を知らない元「巫女」のソニンだったからこその出来事は、彼らの心の中に「平和を願う心」として残 り、最後の戦いの趨勢を変え、平和をもたらすきっかけとなったのですね。「落ちこぼれ」と悩んでいたソニンの存在が、それぞれの国の将来を担う王子たちを変え三国の民を救う・・・「巫女」としては落ちこぼれだったけれど、実は「巫女」という枠に収まりきらない存在だった・・・「天山の巫女ソニン」という物語はそんなお話だったと言うことが分かります。

最終巻だけに、今までに登場した数々の人々の姿も少しずつ描かれます・・・天山との別れ・・・そしてソニンの旅立ちも・・・。

今回の表紙は最終場面で描かれなかった「春の祭り」様子でしょうか?裏表紙には一羽のツバメの姿。これは旅立つソニンでしょうか?表紙と挿絵は今まで通りアーサさんで、5巻を通しての統一感は見事なものです。菅野氏の文とともに特筆しておきましょう。

12歳で天山を降ろされた「落ちこぼれ巫女」ソニンの物語は3年間にも及び、実に波乱に満ちたものでした。その「力」は度々王子達を救い、生来の「真っ直ぐな気性」と、天山で養われた「忍耐」と「無私の心」は迷える先輩巫女レンヒの魂をも救い、三国の王子達の心を結びつけて平和をもたらしました。国を救い、明るい未来をもたらしたのが「落ちこぼれ巫女」だった、という痛快なお話ですが、家族や友人達の存在もしっかりと描かれるソニンの日常は、常に暖かな視線に満たされていて安心して読み進める事ができました。南から北まで、アジアのどこかの国を思わせるエキゾチックな雰囲気もあって飽きることもありません。まだ読んだ事がないと言う方は完結を機会にぜひどうぞ。全5巻、まとめてお薦めしましょう!

2009.07.19 Sunday

シャノン ヘイル「プリンセス・アカデミー」

シャノン ヘイル
小学館
¥ 1,995
(2009-06-25)

代田 亜香子 訳  オカヤイヅミ 絵

プリンセスですよプリンセス〜!(笑)

表紙の裏には・・・『もし、あたしがプリンセスに選ばれたら・・・。わくわくするような、すてきな話しだ』と主人公ミリの言葉が書かれています。そして読んでみると・・・本当にわくわくするようなお話でビックリ!!

『ミリは、エスケル山の小さな村に住む十四歳の女の子。毎日、父さんと姉のマーダは石切りの仕事にでかけ、ミリは家の仕事やヤギの世話をする。そんなある 日、低地から国王の使いがやってきて、王子の花嫁がこの村から選ばれると宣言した。そして、お妃候補を教育するプリンセス・アカデミーで、村の女の子二十 人の学園生活が始まった。プリンセスになるのは、いったいだれ?ニューベリー賞オナー受賞作』
(〜amazon)

表紙や挿絵は見ての通り独特のタッチのイラストで、いかにも子供向けの「キラキラ」系のお話を想像させるのですが、読んで見ると実に硬派です!(汗)

美しい「リンダ−石」の産地である辺境の村。父親を助けて石切場で働きたいと願うミリが住む村に、「神のお告げ」を理由にある日突然降って湧いた「お后選び」の一大イベント!村中から集められた12歳から17歳の少女たちは、1年間のお后教育を受け、舞踏会の晴れ舞台で王子と相まみえる。選ばれるのは・・・誰?と言うお話。

田舎娘を1年間で生まれ変わらせる為の施設が「プリンセス・アカデミー」。厳しく無慈悲な女教師の指導、規則を盾に課させる罰、少女達の間の仲違い、嫉妬、いじめ・・・。前半は、逃げ場のないアカデミーでの過酷な日々が描かれていきます。キラキラ系を期待すると大違いです!(汗)

とは言ってもやはり児童向けです。後半は序々に明るい兆しが・・・。

少しずつ互いを認め合い、助け合うようになる少女達。学ぶことの楽しさを知り、広い世界に目を向け、自らの義務と責任と他者との関わり方を学び、実践することで日常を変えられることを発見していく少女達。厳しい教育を通して、次第に目覚めていく少女達の様子が描かれていて単なる読み物でないことが分かります。

クライマックスはアカデミーを襲った「山賊」たちとの戦い!命がけの駆け引きと逃亡の末、崖っぷちから転落するミリ!!手に汗握る展開に目が離せません!!

そして・・・結末は・・・王子の選んだ少女は・・・実は・・・と言う意外な展開。(笑)

村と国の、そして登場人物全ての明るい未来を確信させる終わり方が大変素晴らしいぞ!

作者のシャノン・ヘイルは、巻末のプロフィールやHPを見ると、結構なベストセラー作家なのかな?教育とは縁が無かった田舎の少女たちが、能力的にも精神的にも大きく成長して世界を変えていく様子を活き活きと描き出していますし、「牧歌的」な山の生活に「アカデミー」という「異質な存在」、「お后選び」という「競争」や少女たちの「目覚め」の様子、山賊との「戦い」、少女達の間の「友情」、家族や恋人との「愛情」等々・・・てんこ盛りの内容を上手くまとめている手腕は大したものと思います。

印象的なのは「リンダ−石」にまつわる不思議な「力」のエピソード。少女たちを一つにまとめ、危機を救うその「力」は、はっきり言って荒唐無稽ですが、緊迫した場面で見せるミリたちの懸命の表情によって不思議なリアリティーを感じさせてくれます。さらにはこの「石」が、村人たちの団結や家族の絆の源でもあり、最終的には少女達や村人たちの幸福の象徴にもなっていて「教育を受けて村を出て行く若者」という良くあるパターンから逃れられているのは新鮮ですね。

夏バテ気味で疲れた〜という状態で読み始め、はっきり言って期待していなかったのですが、次第に引込まれてしまいました・・・。

そして最後は・・何だか・・・やたらと気分爽快になりました〜〜!!(笑)

見た目「お嬢ちゃん」向けで、大人が手にするには勇気が要りますが、活き活きとした気持ちの良い物語ですから、「疲れた自分」や「だらけた子供達」に「活を入れたい!」人にはお勧めです!!(笑)

2009.07.19 Sunday

放送予定

いや〜暑い日が続いて参ります・・・。エアコンを使うとのどを痛めるので夜も辛いのです〜!(汗)

さて涼しいうちに・・・BShiの準メルクル/N響の放送を聴きながら・・・。サントリーホールでの録音ですが随分音が良くなりました・・・。

NHKも夏休み体制?再放送が多くなってきますが・・・。

7/19 (日) 13:00 〜 14:55 (115分) BSフジ
JーWAVE LIVE 2000+8 「DAY1」。「JーWAVE LIVE」木村カエラ、Crystal Kay、KREVA、倖田來未、コブクロ、Superfly、mihimaru GTが登場!

7/19 (日) 17:00 〜 18:55 (115分) BSフジ
JーWAVE LIVE 2000+8 「DAY2」。「JーWAVE LIVE」絢香、大塚愛、大橋卓弥+秦基博、奥田民生 with トータス松本、PUFFY、レミオロメンが登場!

7/19 (日) 23:00 〜 23:30 (30分)TBS
情熱大陸。「ミュージシャン・斉藤和義。

7/19 (日) 23:00 〜 23:30 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「辻井伸行 喜びの優勝報告」。

2009年 7月20日(月)午前11:00〜午後5:00(360分)BShi
プレミアム8<エンターテインメント> SONGSプレミアム竹内マリア矢沢永吉チューリップ高橋真梨子忌野清志郎松任谷由実。各2話分+おまけ映像を再構成したものを一挙放送!

2009年 7月20日(月)午後11:25〜翌日午前1:25(120分)BShi
BS20周年企画 みんなでドリする?〜ドリカム20周年スペシャルライブ〜

2009年 7月20日(月)翌日午前0:54〜翌日午前1:55(61分)BS2
マイケル・ジャクソン “KING OF POP”の軌跡

2009年 7月21日(火)午後11:25〜翌日午前0:55(90分)BShi
スーパーライブ 平原綾香〜Path of Independence〜

2009年 7月22日(水)午後11:25〜翌日午前0:55(90分)BShi
スーパーライブ 平井堅

7/23 (木) 18:00 〜 19:00 (60分) TwellV
MTV LIVE:  R.E.M. (In Italy)。“世界で最も重要なロックンロール・バンド"R.E.M.。“ロック・シーンの宝"として圧倒的な存在感を放つ彼らが、イタリアで行ったライブ・パフォーマンスをお届け。

2009年 7月23日(木)午後11:25〜翌日午前0:55(90分)BShi
スーパーライブ 布袋寅泰 in 東大寺〜FLY INTO YOUR DREAM

2009年 7月24日(金)午前10:00〜午前11:54(114分)BS2
N響演奏会 −第1651回N響定期公演−。あ、これは今聴いてるやつ・・・!(笑)

7/24 (金) 19:00 〜 20:00 (60分) BS日テレ
CHAGE08ー09アイシテル⇒アイサレテル▽チャゲの躍動感溢れるコンサート。昨年10年ぶりにソロ活動を始動させたチャゲ。アルバム「アイシテル」を中心に全国ツアーを開催。今年のアコースティックライブも含め、チャゲの魅力を全て紹介。

7/24 (金) 19:00 〜 20:55 (115分) BSジャパン
織田哲郎スペシャル・ライブ。相川七瀬♪「夢見る少女じゃいられない」ZARD♪「負けないで」「揺れる思い」酒井法子♪「碧いうさぎ」中山美穂&WANDS♪「世界中の誰よ りきっと」TUBE♪「シーズン・イン・ザ・サン」…。合計4000万枚のシングルセールスを記録したJ-POPシーンのHITソングメーカーが至極のメ ロディーを歌う!

7/25 (土) 18:30 〜 19:00 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「音響の追求者〜冨田勲」。

2009年 7月26日(日)午前6:00〜午前7:35(95分)BShi
N響演奏会 −ミュージック・トゥモロー2009−え!!庄司紗矢香登場!!

2009年 7月26日(日)午後8:00〜午後8:45(45分)BShi
クラシックミステリー名曲探偵アマデウス▽チャイコフスキー“ピアノ協奏曲第1番”

2009年 7月26日(日)午後9:00〜午後10:00(60分)教育
N響アワー − アルプスに登る交響曲 −

2009年 7月26日(日)翌日午前1:00〜翌日午前4:00(180分)BS2
クラシック・ロイヤルシート トリノ・レージョ劇場 歌劇「エドガー」

FMは・・・

2009年 7月21日(火)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −北欧のオーケストラ−(1)サカリ・オラモ指揮、フィンランド放送交響楽団演奏会。これは渋い!(笑)

2009年 7月22日(水)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −北欧のオーケストラ−(2)ヨーン・ストルゴー指揮、スタヴァンゲル交響楽団演奏会

2009年 7月23日(木)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −北欧のオーケストラ−(3)マルク・ミンコフスキ指揮、スウェーデン放送交響楽団定期演奏会。何だか凄い!(笑)

2009年 7月24日(金)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −北欧のオーケストラ−(4)ヘルベルト・ブロムシュテット指揮、デンマーク放送交響楽団定期演奏会ブラームスの珍しい?曲が!

2009年 7月26日(日)午後2:00〜午後6:00(240分)
サンデークラシックワイド −特選アラカルト−N響と共演したソリストたち。

2009年 7月26日(日)午後6:00〜午後6:50(50分)
現代の音楽 −N響ミュージック・トゥモロー2009から−(2)庄司紗矢香登場!(笑)


という所かな?

今週は仕事も忙しく、何より暑くて大変でした。今月来月とこの状態が続きそうなので投稿も少なめかな?(笑)

早く来い来いお正月・・・・。(汗)


2009.07.13 Monday

石川 宏千花「ユリエルとグレン (3) 光と闇の行方 」

1年前の第1巻、半年前の第2巻、そして遂に・・・最終刊です!

『悲運の兄弟の選んだ道は-- 弟を守るために単身、教皇庁にのりこんだグレンだが、拘束され処刑を待つ身に。自分たちを襲ったヴァンパイアとの壮絶な闘いの末に、二人は新たな道を歩み出す』
(〜amazon)

両親をヴァンパイアに殺害されたグレンとユリエルの兄弟、血を吸われた兄は12歳の姿のまま永遠の時を過す身となり、ヴァンパイアの血の影響を受けない「無限の血」を持つ弟は、その血を兄に呑ませることで共に「人として生きる」日々を送る・・・。いつの日か、一家を襲ったヴァンパイアを探し出し、兄の身を元に戻せる事を夢見ながら・・・。

というお話ですが、ちょっとエルリック兄弟?を思い出します・・・。(笑)

第2巻では、兄弟が「ヴァンパイアハンター」として生きていく事を決心する様子が活き活きと描かれていました。この第3巻では、最終刊という事もあって、2人の未来を考えた兄弟が、弟の為に自ら悲劇的な状況に飛び込んでいく様子が描かれます。

きっかけは・・・ヴァンパイア・ハンターや、それにまつわる教会組織を無くしてしまおうという、いわゆる「リストラ」論者の跋扈です。実情を知らない「弁の立つ人物」が次第に勢力を増していき、ついには兄弟たちを追い詰める・・・。弟や仲間たちを思った兄グレンは、その身を捨てて・・・。

「悪役」の人物が「お役人様」タイプで引く面があります。(笑)前半の展開がちょっと乱暴?とも感じることもあって、第2巻ほどの完成度は感じられませんが、後半の意外な展開はさすがです。

有限の時の中で生きていく「弟」と無限の時を生きなければならない「兄」、やがて来る「別れ」の時を考えて苦悩する兄弟。その答えは・・・知られざるヴァンパイアの世界に・・・。結末は・・・未来を思いながらも、「今」をしっかりと生きようとする兄弟の姿が見られます・・・。

副題の「光と闇の行方」というのは言うまでもなく兄弟のことでしょう。そして、どちらも片方だけでは存在し得ないという意味もあるかな?ヴァンパイアは「悪」であり「闇の存在」ではあるが、兄グレンは弟ユリエルと共に生きる道を選んだ・・・。最終巻には、その結論にたどり着くまでの波乱の日々が描かれていました・・・。

この兄弟の物語世界は、表紙のイラストが示すようにYA向けとして大変良く描かれていると思います。しかし、「ヴァンパイア」という存在の「重さ」のせいか?大きく拡がるという事にはなりにくいのかもしれない・・・ちょっと惜しいと思うけど完結するのも仕方がないか・・・。

日本人の作家によるヴァンパイア物。ストーリー自体は荒唐無稽でますが、登場人物の心模様がしっかり描かれていて読ませます。まだ読んでない方には3巻まとめて読んで見る事をお薦めしましょう。

2009.07.12 Sunday

放送予定

昨日はちょっとショックなことがありました。(汗)

「新世紀エヴァンゲリオン」一挙放送の6話と10話を取り損ねてしまった!!(泣)

1週間前にBDレコーダーの予約を完了していたのだけれど、録画リストを見たら6話が抜けていることに気がついた!日テレのHPで確認したら何と6話〜10話を放送したらしく、しかもこれが当初からの予定通りだった!

どうもBDレコーダーの番組表の問題、あるいは私の見落としらしい・・・一瞬呆然・・・。(笑)


2009年 7月12日(日)午後6:00〜午後6:29(29分)午後6:29〜午後7:00(31分)教育
佐野元春のザ・ソングライターズ・選「小田和正 Part1」「小田和正 Part2」。見てないから見ようっと。(笑)

2009年 7月12日(日)午後8:00〜午後8:45(45分)BShi
クラシックミステリー 名曲探偵 アマデウス「ドビュッシー“月の光”」。これは楽しめそう?

7/12 (日) 23:00 〜 23:30 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「山下洋輔トリオ〜40年目の同窓会〜(2)」。

2009年 7月12日(日)午後11:30〜翌日午前1:00(90分)BShi
ワールド・プレミアム・ライブ ワールド・ロック・ライブ − エイジア −

7/15 (水) 0:00 〜 0:55 (55分) BSフジ
坂崎幸之助のお台場フォーク村デラックス「第21夜」。

7/15 (水) 19:00 〜 20:00 (60分) BS日テレ
読響シンフォニックライブ▽下野竜也が音楽作りの裏側公開▽シューマン4番。演奏前には作曲家が譜面に託した想いを演奏に反映するワザを、楽員と共に解説。きっとオケを聴く楽しみが倍増します!

2009年 7月17日(金)午前10:00〜午前11:54(114分)BS2
N響演奏会 −第1650回N響定期公演−

7/17 (金) 19:00 〜 20:55 (115分) BSジャパン
美里祭り!in山中湖〜初富士・美里・夏が来た!〜。2006年、渡辺美里が新天地に選んだのは、富士山が一望できる山梨県・山中湖に隣接する「山中湖シアターひびき」。ステージ後方には富士山がそびえ立 ち、客席のどこからでも見渡すことのできる最高のロケーション。開放的な野外ステージで繰り広げられた伝説のこけらおとしライブとは?

2009年 7月18日(土)午後11:00〜翌日午前0:31(91分)BShi
ウイークエンドシアター ピョートル・アンデルジェフスキ あるピアニストの旅路

2009年 7月18日(土)午後11:25〜午後11:55(30分)教育
佐野元春のザ・ソングライターズ「さだまさし Part1」。

2009年 7月18日(土)翌日午前0:31〜翌日午前2:12(101分)BShi
ウィークエンドシアター P・アンデルジェフスキ リサイタル・イン・ワルシャワ

2009年 7月19日(日)午前6:00〜午前7:55(115分)BShi
N響演奏会 −第1651回N響定期公演−。これは見物!録画しようかな。

2009年 7月19日(日)午後9:00〜午後10:00(60分)教育
N響アワー − パパ・フランクのメッセージ −

2009年 7月19日(日)午後9:00〜午後10:27(87分)BShi
ワールド・プレミアム・ライブ・スペシャルマイケル・ジャクソン〜デビュー30周年コンサート。

2009年 7月19日(日)翌日午前1:00〜翌日午前4:00(180分)BS2
クラシック・ロイヤルシート ロッシーニ・オペラ・フェスティバル2008。ロベルト・アバド指揮で歌劇「エルミオーネ」。

FMは・・・。

2009年 7月13日(月)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −記念イヤーの作曲家−(1)。パーセルの曲。

2009年 7月14日(火)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −記念イヤーの作曲家−(2)。シュポーアとハイドン。

2009年 7月15日(水)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −記念イヤーの作曲家−(3)ヴィラ・ローボス、ロドリーゴ、アルベニス。

2009年 7月16日(木)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −記念イヤーの作曲家−(4)マルティヌー。

2009年 7月17日(金)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −記念イヤーの作曲家−(5)メンデルスゾーン。

2009年 7月19日(日)午後2:00〜午後6:00(240分)
サンデークラシックワイド −海外オペラアワー−コリン・デーヴィス指揮によるベルリオーズの歌劇“ベアトリスとベネディクト”ほか

2009年 7月19日(日)午後7:20〜午後9:00(100分)
FMシンフォニーコンサート −大阪センチュリー交響楽団定期演奏会−


さてエヴァンゲリオン・・・どうしようか?

あちこちに伏線満載のストーリーに、適度な「SF要素」と適度な「切なさ」が絶妙にバランスしている感じ・・・最後まで付き合うしか無いか・・・。(笑)

2009.07.11 Saturday

落書き2 Up!

「・・・囁き」の方に落書き2をアップしました。

暑さでとろけた猫のようになっている方・・・お暇だったらどうぞ。(笑)

なお、今後は「DTM」と「曲作り」に関するネタはあちらに投稿することにします。

頻繁に投稿することはありませんから、忘れた頃に覗いて見て下さい。(笑)


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