雪太郎のつぶやき

美しいもの、面白いもの、切ないもの、考えさせる物・・・。一人が好きだけど、独りじゃ寂しい。そんな私のつぶやき・・・・。
クラシック音楽が苦手な人にはお薦めできません。暗いのが嫌いな人にはお薦めできません!!お子様にもお薦めできません!!
[謝辞]
父と母に、家族に、多くの慰めと喜びを与えてくれた、過去、現在、そして未来の芸術家達に、感謝!!
[おことわり]
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2009.05.31 Sunday

放送予定

さて、ほとんど梅雨みたいですが・・・。
来週のNHKはBS20周年関連企画の特番ががたくさんありますよ〜。

と、その前に今夜の番組から・・・。

5/31 (日) 22:00 〜 23:11 (71分)フジテレビ
サキヨミLIVE。「緊急取材・・・48歳の歌姫あのスーザン・ボイルに世界が熱狂・・・決勝速報」だそうだ!!

2009年 6月 1日(月)午前10:55〜午前11:53(58分)BS2
クラシック倶楽部 −マリア・ジョアン・ピレシュ イン ブラジル−

2009年 6月 1日(月)午後9:00〜午後11:02(122分)BS2
BS20周年企画 みんなでドリする?〜ドリカム20周年スペシャルライブ〜

06/01 (月) 22:00〜23:00 NHK BS hi
BS20周年関連企画 ガリレオもびっくり!ハイビジョン宇宙館。今夜はお茶の間がプラネタリウムに早変わり!ハイビジョンが記録してきた宇宙の神秘をたっぷり紹介。天文学の父・ガリレオもびっくりの映像で、宇宙旅行気分をどうぞ! だそうだ!

2009年 6月 1日(月)午後11:15〜翌日午前1:45(150分)BShi
BS20周年関連企画 世界が注目する男性歌手特集〜ロランド・ビリャソンネトレプコとの「ボエーム」の再放送かな?

2009年 6月 2日(火)午後5:00〜午後5:30(30分)BShi
NHK全国学校音楽コンクールスペシャル「いきものがかりの合唱部にエール!」

2009年 6月 2日(火)午後11:00〜翌日午前1:25(145分)BShi
BS20周年関連企画 世界が注目する男性歌手特集〜フアン・ディエゴ・フローレス。 2008年6月21日、 ドレスデン国立歌劇場 (ドイツ)でのリゴレット。

2009年 6月 3日(水)午後11:15〜翌日午前0:06(51分)〜翌日午前2:55(169分)BShi
BS20周年関連企画 世界が注目する男性歌手特集〜ヨナス・カウフマン。「テノール歌手 ヨナス・カウフマンの素顔」とチューリヒでの「カルメン」。2008年6月/7月の収録。

2009年 6月 4日(木)午前11:00〜午前11:50(50分)BShi
あなたの街で夢コンサート − 栃木県・小山市 −

2009年 6月 4日(木)午後11:25〜翌日午前0:50(85分)BShi
BS20周年関連企画 世界が注目する男性歌手特集〜フィリップ・ジャルスキー。2008年9月18日、 アンブロネ修道院 (フランス) での収録。

2009年 6月 5日(金)午前10:00〜午前11:51(111分)BS2
N響演奏会 −第1646回N響定期公演−

2009年 6月 5日(金)午後10:30〜翌日午前0:45(135分)教育
芸術劇場 −ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン−

6/6 (土) 18:30 〜 19:00 (30分) BS朝日
題名のない音楽会 「ベートーヴェン『運命』徹底解剖」。

2009年 6月 6日(土)午後11:00〜翌日午前0:34(94分)BShi
ウイークエンドシアター ムターのメンデルスゾーン。2008年の制作。

2009年 6月 6日(土)午後11:30〜翌日午前1:00(90分)BS2
坂本龍一JAPANツアー 2009

2009年 6月 6日(土)翌日午前0:34〜翌日午前1:46(72分)BShi
ウイークエンドシアター クラシック ドキュメンタリー「トスカニーニの会話」
彼の息子ウォルターと数人の客を俳優たちが演じ、 トスカニーニの人生を再現する。 晩年に孫がひそかに収録していた会話を元にしたやりとりに、 1932年から1957年に実際に収録されたホーム・ムービーやニュース・フッテージ そしてアーカイブ映像、1948年-52年のNBCのコンサートが華を添える。

2009年 6月 6日(土)翌日午前1:46〜翌日午前2:44(58分)BShi
ウイークエンドシアタートスカニーニのワーグナー
1948年から1951年の間にNBCテレビで収録されたもの。

2009年 6月 7日(日)午前6:00〜午前7:50(110分)BShi
N響演奏会 −第1646回N響定期公演−

2009年 6月 7日(日)午後9:00〜午後10:00(60分)教育
N響アワー − マルチ音楽家ムストネン〜ピアノも指揮も作曲も〜 −

2009年 6月 7日(日)午後11:30〜翌日午前1:00(90分)BShi
BS20周年関連企画 ワールドプレミアムライブ〜歌姫達の競演▽セリーヌ・ディオン


2009年 6月 7日(日)翌日午前1:00〜翌日午前3:00(120分)BS2
クラシック・ロイヤルシート オランダ・バッハ協会「ヨハネ受難曲」


FMは・・・

2009年 6月 1日(月)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック −藤森亮一、武本京子オールショパン・デュオコンサート−

2009年 6月 3日(水)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック・セレクション −デジレ・ランカトーレ ソプラノ・リサイタル

2009年 6月 4日(木)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック・セレクション −神奈川県横浜市神奈川区公開録音−

2009年 6月 5日(金)午後7:30〜午後9:10(100分)
ベストオブクラシック・セレクション −ラ・プティット・バンド演奏会−

2009年 6月 6日(土)午後6:00〜午後9:00(180分)
N響演奏会(NHKホール)。指揮ジョナサン・ノット、ヴァイオリン庄司 紗矢香によるプロコフィエフ / ヴァイオリン協奏曲 第1番 ニ長調 作品19。ストラヴィンスキー、プロコフィエフ、ラヴェル、ドビュッシーとカラフルな選曲!

2009年 6月 7日(日)午後7:20〜午後9:00(100分)
FMシンフォニーコンサート −東京フィル第764回サントリー定期シリーズから−


う〜ん・・・中々充実していると言えるかな?(笑)

2009.05.29 Friday

スティーヴ・ロペス「路上のソリスト」

スティーヴ・ロペス
祥伝社
¥ 1,890
(2009-04-24)

入江真佐子訳

著者は、2005年初頭から2年間に亘って米紙ロサンゼルス・タイムスに掲載された「コラム」の作者。そしてこの本は、そのコラムの内容を一冊にまとめたものらしい。ここに書かれていることは事実であり、登場する人物たちの関係はいまだに続いている・・・ということのようです。2009年の米映画「THE SOLOIST」の原作。(日本では2009年5月に書名と同じ題名で公開)

地味な表紙、無味乾燥なコンクリート製の壁か?あるいは・・・路上生活者たちが日々見つめる道路の表面かもしれない・・・。409ページに及ぶ長編ノンフィクションです。

『コラムのネタを探してい「ロサンゼルス・タイムス」記者である著者、スティーヴ・ロペスは、ふとしたきっかけで、路上でひとり、演奏していたホームレスの音楽家と出会う。ウォルト・ディズニー・コンサート・ホールで演奏することを夢見るそのホームレスに興味を持ったロペスは、取材を重ねるうちに、ナサニエルという彼の名前と、彼がかつて音楽の名門校・ジュリアード音楽院に通っていたことを知った。

ナサニエルは、統合失調症に罹り、ジュリアード音楽院をドロップアウトしていたのだ。

ナサニエルに接するうちに、何とかして彼の病気を治せないものかと悩み、さまざまな関係者に相談するロペス。同時に、数十年前の州の政策の弊害により、精神病棟がクローズされ、患者らが街に放置されていることもわかった。

彼の病気は治らない。普段は天使のようなナサニエルは、突然悪魔に変貌する。振り回されるロペス。常に自問自答する。「自分がやっていることは、果たして本当にナサニエルのためになっているのだろうか?」

コラムニストと、ホームレスの音楽家。彼らの互いの人生を変えることになった出会いと友情、それは決して終わることのない、まったく先の見えない戦いでもあった
…』
(〜amazon)

路上生活者とは文字通り、「路上」を生活の場とし、「路上」で生活の糧を得、「路上」で眠り、そして場合によっては「路上」で死んでいく人々・・・かな?(汗)いわゆるホームレスであるが、テントやシートを使って仮の家を持つこともせず、居場所を定めることもしないらしい・・・。

目の前にいるのは薄汚れた黒人。全財産を詰め込んだカートを引く明らかな路上生活者が、弦が2本しかないボロボロのヴァイオリンでクラシックの曲を弾きだす・・・。どことなく育ちの良さを感じさせ、ベートーヴェンについて熱っぽく語る・・・。時として意味不明の言葉が漏れることから、精神の破綻も想像されるこの人物と過ごす内、ネタの匂いを嗅ぎつけたコラムニストの好奇心が沸き上がって取材を始める・・・。

『彼はひどく落ちぶれたクラシックの音楽家で、いまでは下水に出没するネズミを追い払う身にまで成り下がってしまっていた。それでも彼の目を覗き込んで も、そこには後悔のかけらもなければ、夜毎に起る美しい思考と醜い現実とのあいだの衝突に気付いているそぶりも見えなかった。(中略)彼の驚くべきごたま ぜの頭は、時間をさかのぼり、ハイスクール時代に短いが演劇をした頃の記憶の周囲をうろついていた。彼は立ち上がると、役者が舞台の中央に立つように歩道 の端に立った。そしてハムレットの一節をシェイクスピア風のアクセントで暗唱しはじめた・・・・』

う〜ん・・中々面白いです。クラシック音楽とは縁が無かった50代のコラムニストが、美しい音楽を奏で、インテリジェンスに満ちた言葉を語り、ミステリアスな過去を持つホームレスの黒人に惹かれるのは頷けます。

リストラに怯える身とは言え、妻と子と共に高級住宅街に暮らす人間にとって、同じ街に住んでいながら自分たちとはあまりに異なる彼らの日常に胸を痛め、後ろめたさもあってか?それまで経験したこともない慈善行為を行うことになる・・・。才能ある路上生活者を自分のコラムに取り上げることで、読者の感動を呼ぶが、「友人」として接することは私生活の上でも多くの犠牲を払うことになって悩む。だが、見捨てることなど出来ようもなく、安住の場を与え、「病」の治療を受けさせようと右往左往することに・・・。

徐々に語られるのは、精神に異常をきたした「天才音楽家」の成功の頂点と、その後の転落の落差の大きさ・・・。ヨーヨー・マ、ゲーリー・カー等の著名な音楽家も登場してナサニエルの才能を語りますが、失われた輝かしい未来を思うと大変辛いのも事実ですね・・・。

読んでいてかなり「危ない場面」も頻発します。柔和な表情で素晴らしい人間性を感じさせる人物が、ちょっとしたきっかけで豹変し、毒に満ちた言葉で周囲をなじり倒す・・・。「病」の根治の難しさを実感させますが、周囲に要求されるのは、冷静で期待しすぎず、しかも希望を失わない忍耐強い心の持ち方だというのが少しずつ分かってきます。ミスター・ロペスとともに、読者も耐える必要があるのです・・・。

新聞のコラムに取り上げられたと言う事からも分かるように、このエピソードにはかなり政治的な部分も絡んでいます。アメリカンドリームの裏側にある人種差別や過渡な競争社会。その影で、精神に病を得た人々に対する対応の誤りによって、多くの精神疾患の患者が路上生活者となって社会の底辺で苦しんでいる現状。そして、いまだ発展途上の精神医療の現実・・・。ロサンゼルスという「夢の都」の底辺には、今もその矛盾の証拠が、苦しむ人々が存在するのだ・・・という告発でもあるのですね。正直言って、この辺はちょっとショックです・・・。

コラムニストといっても実に「普通」の感覚の持ち主であるロペス氏にとっても、もちろん読者にとっても、中盤まではかなり辛い展開も続きますが、後半になると徐々に進展も・・・。ナサニエルの「天才」を証明する事実が明らかになり、かすかな光明もさしてきます・・・・が、しかし・・・突然暗転が・・・。

完全に「打ちのめされる」・・・大変ショッキングな出来事が・・・しかし、ミスター・ロペスは諦めなかった・・・ほのかに明るい未来を予感させて終わります・・・。

単なる「感動のエピソード」ではなく、「現実は厳しい!」というため息が聞こえて来るような結末ですが、お話が終わっても「現実は続く」のですからこれで当然なのですね。たしかに、ミスター・サマーズもミスター・ロペスも「今」を生きているのですから・・・。

冒頭には日本語版のために作者がよせた言葉があり、その最後は次のように・・・。

『正直言って、この物語がこの先どうなるのかは分からない。わたしにいえることは、ここでやめるわけにはいかない、ということだけだ』

この一文からも、彼らの奮闘が今も、そしてこれからも続く事が分かります。現実は・・・実に厳しいのですね・・・。(汗)

狂気に囚われた天才音楽家の物語・・・それは悲劇的な人生としか言いようが無いのですが、一人の人間の奮闘が、二人の関係を徐々に変え、忍耐と努力によって、紆余曲折を経ながら徐々に進んでいき、ついには社会も変えていく様子は感動的です。同時に、音楽の与える「慰め」と「生きる力」、そしてなにより、音楽家たちの無私の姿の美しさも感じられるお話です・・・。

なお、ロペス氏のHPでは、彼とともに、サマーズ氏の演奏する姿も見られます。本の中で登場する様々な「施設」の様子も紹介されていますし、映画の情報も載っています。

なるほど・・・これは真実のお話なのですね・・・。

2009.05.27 Wednesday

MP3ファイルを

投稿画面に載せたいな〜と以前から考えておりました。「曲」の件もありますが、もっと手軽に、お気楽に(笑)やりたいな・・・と言う事です。音楽の投稿サイトや「You tube」を利用する手もありますが、何だか面倒で・・・。(汗)

ここの所、暇に任せてあちこちブラブラしていたらいくつか素敵なサイトを発見しました。「クラシック音楽打ち込み研究」さん、「音楽方丈記」さん、「雑記帳」さん、そして「ピアノ練習室」さん。

最初の二つ、「打ち込み」さんと「方丈記」さんはテクニカルな面でも本格的ですね。「雑記帳」さんもオペラ一直線で素敵です!「練習室」さんはブログを始めたばかりのようですが、プロの演奏家の方でしょうか?今後が期待できそう・・・ということで。

共通しているのは、どの方も「S0-net blog」を利用されていることです。あそこって、MP3のファイルが置けるようですよ!

シンプルなプレーヤーで邪魔になりませんし、画像と同じように投稿できるようです。私が今使っている「Jugem」ではそんな事は出来ませんし、今後も期待出来そうもないな・・・乗り換えちゃおうか?(汗)

もっとも、人様にお聴かせする程のものが無い人間が、こんな事を言っても仕方がないですが。(笑)

「方丈記」さんの記事の中にはMP3プレーヤーの紹介もあって参考になりましたが、結局の所、サーバーを別に確保する必要があるみたいで難しいようです。一番簡単なのは・・・「So-net」に別荘を建てることかな〜??!!(笑)

ま〜・・・ちょっと考えておこう・・・。

MP3プレーヤーと同時に、最近気になっているのが、ボイスレコーダーです。会議の録音用としても欲しいのですが、最近の製品は、音楽用ステレオレコーダーとしても「使える」らしくて興味津々なのです。

「価格.com」の比較などを興味深く見ていますが、上手く使うと、楽器の生演奏やFMの留守録音から、野鳥の声の録音まで、これひとつで済ませそう・・・。

この値段で、生の楽器演奏もほどほどの音で録音できると言うのは凄いと思いますが、演奏できない人間には宝の持ち腐れ、猫に小判、豚に真珠?・・・・ちょっとため息が出ますが・・・。(笑)

世の中進んでます。才能溢れるあなた・・・いかが?(笑)

2009.05.24 Sunday

栗原 明則 「快適・WEBクリエイター生活 フリーで年収1,000万円稼ぐ方法 」

相変わらず会社の方は不調です。日本の景気はやや持ち直しつつある・・・という話もあれば、これから又悪くなる?なんて話もあって予断を許さない状況がまだまだ続きそう。週によっては2日休みが増え、4日間もお休みすることになるので手取りも減ります。何とか挽回したいとアルバイトを探したりしてみますが、地方都市ではそうそう良いアルバイトもありません。何より予定がはっきりしないから動きようがない、と言うのが実情ですね・・・。(汗)

一応新聞広告を見たりしますが、時給が良いのは資格が必要なものとか深夜勤務の仕事だけですね。チラリと目についたのがWEBデザイナーのお仕事。何となく内容は想像できますが、実際の所は分かりません。書店で関連本を見るとかなり高度な技能が求められるようで、素人が始めるには学校に行かないと無理か・・・。

そんな折り、amazonで評判が良かったこの本を読んでみました。

「大手企業も簡単に倒産する昨今、会社に頼らずフリーランスとして仕事したい人が急増しています。中でも、その媒体価値が高まっているWeb制作は人気の職 種であり、自称“Webクリエイター”の数は増えつづけるばかりです。しかしながら、「短期間」「低ギャランティー」「使い捨て」の境遇から脱出できない クリエイターは数多く存在します。本書は、フリーWebクリエイターの卵や、収入面で更なる満足を得たいフリーWebクリエイターに対し、年間1,000 万円をゆるゆると稼ぐ方法を、著者が実際に試して成功した数多くのケーススタディと併せて提案します」
(〜amazon)

フリーランスのWEBデザイナーの方が書いた「実用書」で、様々なテクニックが紹介されており、コレを読めばあなたも簡単に一流WEBデザイナー!という内容かと思ったのですが・・・全く違いました!(笑)

どのような職業にしろ、基本的な心構えや考え方、仕事上の技術的なスキル、精神的にも肉体的にも強靱な体、などの「心・技・体」が重要だと思いますが、この本は「心」についてのみ書かれています。

HTML、フォトショップやイラストレーターなどのツールの使いこなし方・・・などのお話は・・・全く出てきません!(汗)

書いてあるのは、取引先との人間関係の築き方、仕事の受け方断り方、日々の仕事の進め方や見積もりの仕方、節税に経理・・・休日や家族との過ごし方・・・。精神的にも肉体的にも無理なく過ごし、失敗を避けて確実に利益を出し、前向きな姿勢で仕事を続けていくための指南書、という雰囲気です。

「WEBクリエイター」と書名に入ってはいますが、個人事業主として不安な日々を送っているような「自称音楽家」「自称クリエーター」と言うような方々、もっと広い意味で、個人で仕事をしている方々全てにとっても有益な本かも知れません。もっとはっきり言えば・・・個人でなくても同じかな~。(笑)

印象的なのは、仕事や日常を楽しんでいる著者の様子ですね。仕事でもプライベートでも、対等の人間として真摯に相対する。スポーツやグルメ行脚も楽しみ、好きなことを仕事に結びつけて諸経費として節税に励む!(笑)プラス思考を積み重ね、未来を自らの手で切り開いている・・という感じです。

「年収1,000万円」というのは、その先にある・・・のかな?(笑)

日々急速に変わって行く技術や、仕事上の具体的なテクニックやスキルについては他に多数の本があります。この本は、あえてその部分を捨てているのが特徴で、見方を変えるといつまでも陳腐化しない内容とも思えます。そんな風に考えると「お見事!」と言えるかもしれない。

のんびりとした空気が感じられる本ですので、仕事に疲れた時でも気楽に読めて良い・・・もちろん暇〜な方にも。(笑)

2009.05.24 Sunday

放送予定

雨か・・・しっとりとして過ごしやすいが・・・田植えは大変だろうな・・・。(汗)

2009年 5月25日(月)翌日午前0:40〜翌日午前2:10(90分)BS2
黄金の洋楽ライブ − ジョン・レノン −

2009年 5月26日(火)翌日午前0:40〜翌日午前2:10(90分)BS2
黄金の洋楽ライブ − ドゥービー・ブラザーズ −

5/27 (水) 0:00 〜 0:55 (55分) BSフジ
森 LIVE 2008。メンバー全員が作曲を手掛け、バラエティーに富んだPOPで美しい楽曲を奏でる話題のインストゥルメンタル・ユニット「森」が、2008年6月9日に六本木スウィートベイジルで行ったライブをお送りします。

5/27 (水) 1:59 〜 3:05 (66分)
TBS
Mライブ。
チャゲプレゼンツ新音楽番組!

2009年 5月27日(水)翌日午前0:40〜翌日午前2:10(90分)BS2
黄金の洋楽ライブ − クロスビー、スティルス&ナッシュ −

2009年 5月29日(金)午前10:00〜午前11:25(85分)BS2
新日本フィルハーモニー交響楽団 演奏会

2009年 5月29日(金)午後2:00〜午後3:00(60分)BShi
プレミアム8<エンターテインメント> SONGSプレミアム ▽忌野清志郎

2009年 5月29日(金)翌日午前1:10〜翌日午前1:55(45分)総合
L’Arc〜en〜Ciel LIVE IN PARIS

2009年 5月29日(金)翌日午前1:55〜翌日午前2:55(60分)総合
MUSIC JAPAN OVERSEAS

2009年 5月30日(土)午後3:30〜午後5:00(90分)BS2
アニソンのど自慢

2009年 5月30日(土)翌日午前0:00〜翌日午前1:35(95分)総合
今夜も生でさだまさし −北の国から2009・札幌−

2009年 5月30日(土)翌日午前2:30〜翌日午前3:00(30分)総合
J−MELO「クレンチ&ブリスタ+VAMPSインタビュー」

2009年 5月31日(日)午前6:00〜午前7:55(115分)BShi
サンクトペテルブルク建都300年ガラワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー劇場管弦楽団
。何だか凄いぞ!


5/31 (日) 7:00 〜 9:00 (120分) BS11
BS11スペシャル「日本フィル ファミリーコンサート〜音の展覧会〜」。2008年7月27日の「日本フィル夏休みコンサート2008」サントリーホール公演の模様を放送!さらにプレイベントや懇談会、ロビーの様子なども併せてお届けします。

2009年 5月31日(日)午後1:00〜午後5:25(265分)BS2
あなたが選ぶBS20歳の名作集▽吉田拓郎&かぐや姫inつま恋2006総集編

2009年 5月31日(日)午後6:00〜午後6:52(52分)BS2
最新ヒット ウエンズデー J−POP〜SPECIAL EDITION〜

2009年 5月31日(日)午後9:00〜午後10:00(60分)教育
オーケストラの森。

2009年 5月31日(日)翌日午前1:00〜翌日午前4:00(180分)BS2
チューリヒ歌劇場 オラトリオ「セメレ」 ヘンデル作曲

FMは・・・。

2009年 5月25日(月)午後7:30〜午後9:10(100分)FM
ベストオブクラシック −徳島県阿南市公開録音−

2009年 5月26日(火)午後7:30〜午後9:10(100分)FM
ベストオブクラシック −ジャン・ギアン・ケラス、エマニュエル・パユ室内楽演奏会−

2009年 5月27日(水)午後7:30〜午後9:10(100分)FM
ベストオブクラシック・セレクション ブルーノ・レオナルド・ゲルバー リサイタル

2009年 5月28日(木)午後7:30〜午後9:10(100分)FM
ベストオブクラシック・セレクション −ウィーン弦楽四重奏団−

2009年 5月29日(金)午後7:30〜午後9:10(100分)FM
ベストオブクラシック・セレクション −岩手県久慈市公開録音−

2009年 5月31日(日)午後6:00〜午後6:50(50分)FM
現代の音楽 −読売日本交響楽団 第481回定期演奏会から−(2)

う〜ん・・・相変わらず・・・。(汗)

2009.05.24 Sunday

下野竜也指揮 オーケストラ・アンサンブル金沢 第259回定期公演

おお・・・「ヘンゼルとグレーテル」やってるけど・・・イギリス風でちょっと大味?(笑)

大曲を聴くのも大変なので・・・先週の日曜日の夜に録音しておいたNHKの「FMシンフォニーコンサート」を聴きました。

− アンサンブル金沢 第259回定期公演 −

「“音楽のささげもの”から“6声のリチェルカーレ”」
                バッハ作曲、ウェーベルン編曲
                      (10分00秒)
          
「室内交響曲 第2番 変ホ長調 作品38」シェーンベルク作曲
                      (23分40秒)
          
「“ウィーンの朝・昼・晩”序曲」         スッペ作曲
                       (9分10秒)
          
「歌劇“怪盗団”序曲」              スッペ作曲
                       (7分30秒)
          
「喜歌劇“美しきガラテア”序曲」         スッペ作曲
                       (7分50秒)
          
「喜歌劇“スペードの女王”序曲」         スッペ作曲
                       (8分40秒)
          
「喜歌劇“軽騎兵”序曲」             スッペ作曲
                       (7分00秒)

          (管弦楽)オーケストラ・アンサンブル金沢
                     (指揮)下野 竜也

  〜2009年4月21日 石川県立音楽堂コンサートホールで収録〜

(〜NHK-HP)

これはこれは・・・何とも洒落たプログラム・・・。

西欧クラシック音楽の「過去」「現在」「未来」を思わせる?はたまたウィーンの「聖」と「俗」を代表するようなとても「人間的」なプログラムなのかな?解説の外山雄三氏も微妙に巻き舌で、何だか格好良いぞ〜。(笑)

オーケストラ・アンサンブル金沢は総勢40名ほどの室内オーケストラだそうですが、以前聴いたときの素晴らしい音が耳に残っています。今日も期待して聴き始めましたが・・・。

う〜ん・・・音は・・・ちょっと響きと明解さが少なめだけど・・・まずまずかな???

1曲目の「音楽のささげもの」は良く聴く曲ですが、バッハの作品ではよくあるらしいが、元々の楽器やテンポの指定がなかったそうです。ウェーベルンの編曲はシンプルで大変美しく、私も大好き!演奏は冒頭部分がちょっともたついて聞こえたけれど、室内オーケストラらしく明解、それでいて以外と重厚な演奏が聴けました。ただ、できれば・・・もうちょっと・・・天上から降り注ぐような伸びやかさ、あるいは漂うような揺らめきが欲しかったかな・・・だって・・・これって神様への捧げ物だろうと思うからね・・・。

かなり難しい曲なのか?外山氏は、まだ若い下野氏にとっては「挑戦」・・・とでも言うような意味深な言い方をしていたけど・・・。(笑)

2曲目ウェーベルンの師匠の作曲ですが、聴いたことが無いかな?あまり特徴を感じない・・・古典的といえる?曲で、一瞬・・・意識が飛ぶ・・・。(汗)が・・・後半は緊迫した展開になり・・・う〜ん・・・シェーンベルク・・・やはり凄いやつ!

さて後半は・・・何だか・・・精進落としみたいに・・・。(笑)

オーストリア出身のスッペの曲だけでまとめるとは「曲者」ではありませんか?バッハに始まり、スッペを経て、シェーンベルクとウェーベルンに至る。バラバラのようでいて、しっかりとした歴史的連続性を感じ取れ!・・・という狙いなのでしょうか?(笑)

残念ながら、スッペのオペラ曲は今では影も形もないそうで、演奏されたのはその「名残り」の序曲4曲ですが・・・中々良いぞ〜!!

さすがに「怪盗団」は初めて聴くけれど元気な音楽に圧倒されました。優美な「ガラテア」も最後は大迫力で素晴らしい!(笑)「スペードの女王」も初めてか?有名な曲もそうでない曲も理屈抜きで楽しめましたが、何故オペラ本編が失われたのかと不思議な気がするほどですね。

そして、楽しい
ことは楽しいのだけれど、良く聴くと演奏は大変そうです。さすがにそこはOEK?!一音一音がしっかりと鳴っていて安心して聴けます。これはこれは・・・大したものかも?!

そしてアンコールもスッペのおなじみの曲。冒頭のファンファーレが始まると聴衆から「失笑」が漏れました(笑)・・・私も「軽騎兵」なんて耳タコ?と思ったのですが、聴き始めてビックリ!

実にスケールの大きな、格調高い曲じゃ〜〜ありませんか!・・・ちょっと唖然・・・。(汗)

う〜ん・・・正直言って、聞く前は何だかお手軽ポピュラーコンサートかと思いましたが、中々聞き応えがありましたね。スッペ侮るべからず、愉しむべし!ってことで、今夜はお終い!

2009.05.23 Saturday

早起き

今朝は暑くて目が覚めました。(汗)

時刻は5時頃・・・。

新聞を読み、1人でお散歩に・・・半袖だと少し肌寒いが、心地よい朝の空気です。

田んぼの中のいつものコースを行くと、犬連れのご近所の方が数人おられましたが、1人で歩いている人は少ないな〜、やはり妻も誘えば良かった・・・。(笑)

田植えの済んだ田んぼ、これから刈入れしそうな麦畑、ウグイスがうるさいくらいの林・・・。ちょっと薄曇りの空が残念ですが、湿度が高くなるこれからは、スッキリと晴れ上がった青い空は望めないでしょうから晴れているだけでも良しとしましょう・・・。兼業農家の方は朝から田んぼに出て忙しそう。そう言えば、会社の同僚にもいたよな・・・「今日、明日が勝負なんだ!」そうです。(笑)




帰りの林ではツグミ?やシジュウカラ?らしい小鳥が飛び交い、葉陰に隠れながらも数メートルの近さまで寄ってきてビックリ!携帯で撮ってみましたが・・当然映らないよな〜。(笑)

ものはついでと、帰宅してからFLVファイルに変換し、You tubeに初めてアップロードしてみました。今後のこともあるのでお試しで入れ込んでみます。



お、おお〜!何とかできました!(笑)

これからもこのやり方でやってみよう!

ま、大したものは撮れないと思いますが・・・。(汗)

2009.05.22 Friday

牧野 節子「キラメキ☆ライブハウス1 」

ちょっと癖のあるイラストが多い岩崎書店の「YA!フロンティア」シリーズの一冊ですが、「アンティークFUGA」についで「まともな」イラストです。たかが表紙ですけど、本の選択なんて意外とそんなものですよね〜。(笑)表紙と挿絵は沢音千尋さん。挿絵も結構大きいし、巻末には2ページに亘って漫画形式で「予告」が掲載されていて・・・いかにもYA向きだ!(笑)

「父親が脱サラして始めるライブハウスは、くるみが大好きだったレイゆかりのお店だった。幽霊になって現れたレイと共にくるみはオープニングを成功させるべく奮闘する。おしゃれであたたかなライブハウス恋物語」

と表紙の内側に書いてありますし、ストーリー的にはこれ以上言うことは何も無い。ただ、「ライブハウス恋物語」なんてジャンルがあるのか?とちょっと気になるし、幽霊相手に恋か〜〜?とも思う。(笑)

ま、それは冗談として・・・なぜ惹かれたかと言えば、やはり「音楽もの」だからですね。「ぼくがバイオリンを弾く理由」のようなクラシック系も良いですが、「けいおん!」のようなポピュラー系も読んでみたいわけで、この本はピッタリです。

登場人物も少なめで分かり易く、訳ありの両親、意外な素顔を見せる同級生、ちょっと浮き世離れしたスターの日常なども花を添えて楽しめます。

音楽モノのお話しで困るのは、肝心の音楽が分からないと言うことですが、この作品では歌詞が丁寧に書かれていて感心します。メロディーはなくても、それなりに「曲」が想像出来るところが凄い!作者のこの作品に対する「本気度」が感じられる所ですから、1曲1曲きちんと読んでみましょう!(笑)

いかにもYA向けで、それ以上のモノとは思えませんが、作者や主人公の真っ直ぐな目線が感じられて気持ちよく読めます。次号も期待しましょう。

2009.05.19 Tuesday

E.L. カニグズバーグ「ムーンレディの記憶 」

E.L. カニグズバーグ
岩波書店
¥ 1,995
(2008-10)

金原瑞人訳

カニグズバーグと言えば結構有名な作家?という程度の認識しかなかったのですが、巻末の著書一覧をみると、何冊か読んでいるかもしれない・・・「クロ−ディアの秘密」「スカイラー通り19番地」「Tバック戦争」だったかな・・・?

「転校生のアメディオは、ウィリアムといっしょに、風変わりなゼンダー夫人の大邸宅で家財処分の仕事を手伝ううちに、モディリアーニのヌード画を発見する。ところがその絵には、過去から現在にわたる驚くべき真実が隠されていた。 」
(〜amazon)

表紙は大きな額縁を持ったおばさんと子供2人の3人組。裏表紙も、ちょっとシンプルな額縁をもった大人の男女3人のようです。いずれもこの作品の登場人物でしょう。「クロ−ディア」はメトロポリタン美術館が舞台だったし、「スカイラー通り」は・・・なにやら大きな塔が出てきたっけ?紹介文には「モディリアーニのヌード画」とあるから、カニグズバーグの好みの題材なのかな?

1930年生まれの著者の2007年の出版で最新作らしいが、前作である「スカイラー通り19番地」の登場人物もあらわれて、意外な拡がりを見せます・・・。

>過去から現在にわたる驚くべき真実

大きなテーマはこれかな?

前半は、ちょっと個性的な2人の少年の出会いや日常、意外と複雑な家庭環境等が語られています。歴史的事実!なんて全く縁がなさそうなのですが、元オペラ 歌手のゼンダー夫人の、尊大でありながらどこか憎めず、芸術家らしい孤高の存在とも見えながら、何やら哀れも感じさせる・・・そんな様子が語られる内・・・少しず つ見えてくるものが・・・。

過去の栄光の中で生きてきた元オペラ歌手。大邸宅を引き払うため財産処分を始めたが、その中で発見された「モディリアーニのヌード画」にはナチスドイツの弾圧の中で消えて行った人々の歴史が隠されていた・・・。

歴史的にも退廃芸術Entartete Kunstとして知られる史実や人種差別を取り上げ、その過程で失われた美術品や、多くの命の物語であり、現代に蘇った悪夢と、その最終的な解決、和解の物語、と言った感じですね。

ナチスの亡霊は、21世紀の今でも欧米を徘徊しているようで、有名なところでは元国連事務総長のワルトハイム氏などが有名です。少し前の新聞でも、アメリカでのそんな事例が書かれていましたが、このお話の中にはアメリカの美術館での「過去を見つめ直すための運動」の様子も書かれていますから、きわめて今日的な物語とも言えますね。児童向けの本ですが、書かれている内容から言ったら大変「硬派」な作品とも思えます。

真面目な話、高齢の著者から若い人たちに対する「過去を知りなさい!」というメッセージでしょう・・・。

全体の雰囲気がちょっと硬く、それは「尊大なゼンダー夫人」にはぴったりなのだけれど、翻訳の出来はどうなのか?と、ちょっと感じました。また、登場人物の血の繋がりなどの人間関係がちょっと分かりにくい・・・。この人誰だっけ?って事が頻発して困りました。歳のせい?とは思いたくないんだけどな〜!(笑)

一見アメリカのホームドラマ風のお話ですが、「過去の事実」と「人間の尊厳」について考えさせてくれます。ベストセラー作家の晩年の作品です・・・心して読みましょう。

2009.05.18 Monday

上岡敏之指揮、ザールブリュッケン音楽大学管弦楽団演奏会

NHK-FM「ベストオブクラシック」を聴きました。

今週は「日本人指揮者特集」ですが第一夜の今日は全く知らない指揮者。

 ▽上岡敏之指揮、ザールブリュッケン音楽大学管弦楽団演奏会

「抑留者たちの歌」               メシアン作曲
                       (4分30秒)
          (合唱)ザールブリュッケン音楽大学合唱団

「ほほえみ」                  メシアン作曲
                       (9分00秒)
「バレエ音楽“ペリ”へのファンファーレ」    デュカス作曲
                       (1分50秒)
「バレエ音楽“ペリ”」             デュカス作曲
                      (19分30秒)

「ピアノ協奏曲 第23番 イ長調 K.488」
                      モーツァルト作曲
                      (28分00秒)
                    (ピアノ)上岡 敏之

        (管弦楽)ザールブリュッケン音楽大学管弦楽団
                     (指揮)上岡 敏之
  〜ドイツ・ザールブリュッケン 放送会館で収録〜
                   <2008/12/6>
  (ザールラント放送協会提供)
(〜NHK-HP)

学生オケか・・・と期待しないで聴き始めましたが・・・お・・・音が良い!!明晰で響きがたっぷり・・・好みの音だ・・・。

聴き始めたのが2曲目の途中なんだけど・・・う〜ん・・・もったいなかったかな?!!

メシアン・・・好きです〜!!無条件で聞き惚れることのできる作曲家ってそうはいないけど、メシアンはそういう人。理屈より感性の煌めきを感じる稀有な作曲家だと思う・・・。

1曲目の合唱曲を聞き逃したのは残念だけど、2曲目も中々良かった。学生オケのためか?ちょっとお見合いしちゃう感もあるけれど、曲自体を愉しむには不足は感じないレベルだね。どちらも聴いたことが無いから返す返すも残念!

3、4曲は
デュカスの曲。最近は「魔法使いの弟子」が頻繁に聴けるけれど「ペリ」は聴いた記憶がない。(一般的には「ラ・ペリ」と呼ぶのかな?)

これも意外と凄い曲!大変分かり易いんだけど、あちこちで大変モダ〜〜ンな響きが聞こえてきてビックリ!見直したぞ〜デュカス!!(笑)

もっと驚いたのが
最後のモーツァルト

実に・・・豊かな響き!流麗なピアノの旋律が流れる流れる〜!!(笑)

いつものようにモーツァルトは苦手・・・と思って聴き始めたのですが、溢れるようなピアノの響きにウットリ〜〜・・・そして・・・ちょっとうろたえてしまった・・・。(大汗)

上岡敏之って何者〜!!とあわてて検索すると・・・中々の怪人みたい・・・。(汗)

いや〜面白そうだぞこの人!!(笑)

終演後、学生オケと言うことでか?それまで余り反応の無かった聴衆からもどよめきとブラボーの声が・・・。

この23番という曲、頻繁に聴ける曲ですが、私のイメージは「音符がやたら並んでいるだけの曲、指が回れば良いんでしょ?」というもの。(笑)こんな風にゆったりとしたテンポで、じっくり聞かせる演奏は記憶が無いな・・・。第2楽章なんてちょっと泣けちゃった・・・。(汗)正直言って・・・ちょっとショック・・・。

情緒纏綿としたウェットな演奏というのか?・・・私好み・・・だね・・・。

う〜ん・・・モーツァルトか・・・。
(笑)

私にとっては無名の指揮者と学生オケでしたが・・・予想外の展開でビックリさせられました。これだからライブはやめられないんですね!!明日も聴くぞ〜!!

え、明日は出張だったっけ?どうしよう・・・。(汗)

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