雪太郎のつぶやき、あるいはプリンセス達の花園

あ〜!!おじさんなのに、「プリンセス・プリンセス」に嵌ってしまった〜〜!!(笑)
美しいもの、面白いもの、切ないもの、考えさせる物・・・。一人が好きだけど、独りじゃ寂しい。そんな私のつぶやき・・・・。ちょっとキモイかもね〜。
クラシック音楽が苦手な人にはお薦めできません。暗いのが嫌いな人にはお薦めできません!!お子様にもお薦めできません!!
[謝辞]
父と母に、家族に、多くの慰めと喜びを与えてくれた、過去、現在、そして未来の芸術家達に、感謝!!
[おことわり]
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2007.08.12 Sunday

荻原 規子「樹上のゆりかご」

樹上のゆりかご
樹上のゆりかご
荻原 規子 (2002年5月刊)

げっ・・・amazonの読者レビューをちょっと読んでしまった・・・。(笑)ネタバレじゃんバカヤロウ〜〜!!(爆)

ちょっと古いけど・・・うん、面白い。(笑)

「男子校のバンカラの伝統が残る都立辰川高校に入学した上田ヒロミは、女子を疎外する居心地の悪さを学校生活の中で感じるようになっていた。そんな折り、合唱コンクールで指揮をしたカリスマ女生徒が出現し、次々と事件が…。」
(〜amazon)

荻原規子。この間読んだ本は軽い感触が気になったのですが、この本は、軽いんだけど、結構深い。様は良く分からない???(笑)

作者の自伝的な小説とどこかにあったように記憶してます。女子高生と周囲の「違和感」「何となく辛い」雰囲気が良く描かれていますね。だからおじさんにはちょっと辛い面もあるんですが・・・。(笑)細かな日常の描写があり、そこから飛び出した部分もあり、揺れ動く心の様が手に取るように分かって読ませます。同級生の男子達の「生態」もうんうんと唸ってしまう。(笑)あちこちでストンと落としどころがあって笑えます。(笑)

ビックリしたのは「サロメ」の扱い。「あのサロメ」を学園祭の劇で演じるというエピソードがあるのですが、主役を張る生徒と主人公の語り合う「サロメ解釈」の内容がとても刺激的!!驚きました!!これはちょっと半端じゃない!!これを読むだけでもこの小説の価値は有ります!!(笑)もちろん私の頭では内容的に「正解」かどうかは分かりませんが、ドラマとしてとても刺激的で面白いのです。「只のバカ娘」が「慈悲深くも恐ろしい女神」にも見える、醜悪な「事件」が実は哀しい「悲劇」だった、という解釈は新鮮です!!その解釈は実は・・・・物語の通奏低音となって後半の舞台に響き渡っている、何とも鮮やかな手並みですね〜。荻原規子・・・只者ではありません!!(笑)書いてある内容からすると作者はカラヤンのレコード(CD?)を知っていると思いますね。

女子高生の日常は、最後は受験と将来につながっていきます。この物語も例外ではありませんが、主人公は劣等感に苛まれながらも自分なりの生きる道、人生の光明を見出して行きます。それは同級生のことばや姿にであり、先生の一言によってですね。著者の自伝的小説という事が正しいのであれば、正に、小説家荻原規子の萌芽の現場を見ることができるのも魅力でしょう。真摯な教師のことばが主人公に希望を与える場面はそんなことを思い起こさせてくれます・・・。面白いぞ!!

全体としては、普通の女子高生の日常を描いてはいますが、後半はなにやら怪しい雰囲気が漂ってきます。お気軽な会話の中に深刻な影が忍び寄り、さまざまな思いにふける主人公達の姿はたんなるライトノベルの範疇を突き抜けていると思います。なかなか読ませる女子高生小説・・・この作者のほかの作品も読みたい!!と思わせるに充分な力作だと思えました。

暑い外から涼しい室内に逃げ込み、何もかも忘れて読みふけるにはピッタリですね。(笑)読書

2019.11.10 Sunday

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