雪太郎のつぶやき、あるいはプリンセス達の花園

あ〜!!おじさんなのに、「プリンセス・プリンセス」に嵌ってしまった〜〜!!(笑)
美しいもの、面白いもの、切ないもの、考えさせる物・・・。一人が好きだけど、独りじゃ寂しい。そんな私のつぶやき・・・・。ちょっとキモイかもね〜。
クラシック音楽が苦手な人にはお薦めできません。暗いのが嫌いな人にはお薦めできません!!お子様にもお薦めできません!!
[謝辞]
父と母に、家族に、多くの慰めと喜びを与えてくれた、過去、現在、そして未来の芸術家達に、感謝!!
[おことわり]
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2009.11.24 Tuesday

桜庭 一樹「製鉄天使」

桜庭 一樹
東京創元社
¥ 1,785
(2009-10-29)

新作です!

表紙はバイクの部品か?鉄製の武器か?要するに鉄の塊などを描いているのだと思うが・・・大きく掲載しても・・・真っ黒です!(笑)

内容は、以前からあちこちで告知されていたので目新しい部分はありません。「赤朽葉家の伝説」の第二部に登場した「母親」の、若かりし頃の「疾走振り」「輝かしき日々」を新たな視点で描き直した物語。

『辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自 在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に突き動かされるように、彼女はやがてレディース“製鉄天使”の初代総長として、中国地方全土の制圧に 乗り出す―あたしら暴走女愚連隊は、走ることでしか命の花、燃やせねぇ!中国地方にその名を轟かせた伝説の少女の、唖然呆然の一代記。里程標的傑作『赤朽 葉家の伝説』から三年、遂に全貌を現した仰天の快作。一九八×年、灼熱の魂が駆け抜ける』
(〜amazon)

主人公の名前は赤緑豆小豆。赤朽葉家の漫画家の「母親」の名前は・・・・?(笑)

読み比べた訳ではないので正確なところは分からないが、名前とともに細かな部分も違っているような気がします。どうやらこの小説は「赤朽葉家の伝説」の派生作品という趣かな?

読み始めるとすぐに分かりますが、主人公小豆(あずき)の小学校6年から始まる、いわゆる「不良」としての日々が、ひたすら主人公の目線で描かれていきます。ここには「薫り高い文学作品」や「純小説」の雰囲気は微塵もなく、常人にはちょっと辛い「族」言葉の語りや、激しい抗争の場面が延々と続きます・・・。「直木賞作家」としてより、「武闘家」桜庭一樹の本音全開の物語と思った方が良いでしょう。

とは言っても、抗争に明け暮れる日々を描きながらも、随所に桜庭らしく「胸キュン」場面もちりばめられています。激しい言葉を使いながらも、その言葉にこもった一途な思いが胸を打つ・・・そんな描写ですね。基本的なエピソードは「赤朽葉家」で描かれたままですが、より細部に亘って描写することによってリアリティーが高まる、と言う事でしょうか?

面白いのは「千里眼奥様」の娘らしく不思議な「力」の描写もあって、何となく・・・ファンタジーしてます。(笑)

前半は疾風怒濤の展開、後半に行くにつれて・・・辛くなるのは仕方が無いか・・・。

読了して感じるのは・・・「赤朽葉家」でも充分に感動的なエピソードだったのに、今改めて書き直す必要があったかな?と言う事。あえて言えばこの作品は、作者桜庭一樹の個人的な、あの時代へ「郷愁」を、あるいは「別れ」を綴った作品なのかもしれない。今となっては、バブル以前のあの頃が、日本人にとって最も幸福な時代と言えるような気がするからね・・・。

ハッキリ言って「不良の日々」の物語で、「文学」を期待する人にはお勧め出来ません。日々肉弾戦を繰り広げる人間の生き様にも「興味がある」という人に、躍動する肉体から放たれる「雄叫び」こそ信じられると言う人に・・・。

私は・・・どちらでも無いけれど、ファンだからねぇ〜!(笑)

2017.11.19 Sunday

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「製鉄天使」桜庭一樹
辺境の地、東海道を西へ西へ、山を分け入った先の寂しい土地、鳥取県赤珠村。その地に根を下ろす製鉄会社の長女として生まれた赤緑豆小豆は、鉄を支配し自在に操るという不思議な能力を持っていた。荒ぶる魂に...
(粋な提案 2011/01/14 5:07 PM)

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