雪太郎のつぶやき、あるいはプリンセス達の花園

あ〜!!おじさんなのに、「プリンセス・プリンセス」に嵌ってしまった〜〜!!(笑)
美しいもの、面白いもの、切ないもの、考えさせる物・・・。一人が好きだけど、独りじゃ寂しい。そんな私のつぶやき・・・・。ちょっとキモイかもね〜。
クラシック音楽が苦手な人にはお薦めできません。暗いのが嫌いな人にはお薦めできません!!お子様にもお薦めできません!!
[謝辞]
父と母に、家族に、多くの慰めと喜びを与えてくれた、過去、現在、そして未来の芸術家達に、感謝!!
[おことわり]
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2009.06.26 Friday

asta*編集部 編「魅せるひとの極意」

1998年から2002年にかけての紀伊国屋書店PR誌「ifeel 読書風景」から10編。2008年のポプラ社PR誌「asta*」から5編の合計15編を収録。

装幀が凄い!の画像は離れた位置から本を写したものではありません。表紙そのものの画像ですが、目次なども含めてクリエイティブ!と感じます。寄藤 文平、鈴木千佳子のお二方によるものですが、いかにもいかにもで・・・決まりすぎてる・・・とも感じますが、これだけでも見る価値ありです!さすがポプラ社!

『第一線で活躍するプロたちは、どのように本を読み、自分の力としてきたのか。15名の「大切な一冊」からその奥義に迫る!

演出家・蜷川幸雄/美術 家・森村泰昌/ロシア語通訳・作家・米原万里/漫画家・萩尾望都/指揮者・大野和士/コスチューム・アーティスト・ひびのこづえ/写真家・畠山直哉/落語 家・柳家喬太郎/漫画家・安野モヨコ/画文家・大田垣晴子/振付家・近藤良平/ノンフィクションライター・最相葉月/写真家・石川直樹/映画監督・犬童一 心/ヴァイオリニスト・庄司紗矢香』
(〜amazon)

良くある有名人の読書遍歴を紹介する本です。文章だけだと一人当り5ページ〜11ページ位になりますが、それぞれの方が、それぞれの「影響をうけた本」について熱く語っています。リストを見て分かるとおりの、現代の第一線で活躍中のクリエーターばかりかな?(米原さんのみ故人ですが・・・)

表紙には「Professionals' Philosophy」という英語の書名もあり、それぞれのクリエーター魂に火を着けた本や生き方の指針になっているような本が取り上げられていて読ませます。

中でも面白かったのが米原さん

歴史に翻弄される国「旧ユーゴスラヴィア」の悲劇の分析に関しては、なんと、遠く離れた日本人の著作が一番!というお話(ユーゴネタの漫画が外務大臣による天皇陛下へのユーゴ情勢の説明に使われたなんて史実も!)や、「グローバリゼーション」とは「世界に合わせる」ことではなく、「自分たちの基準で世界を覆い尽くそう」という考え方だ、「違うからこそ存在価値がある」と言うような話は「目から鱗」でした。我々は惜しい人を亡くしたな・・・とつくづく思います・・・。

また萩尾さんの、受験一辺倒の社会が子供達を「感情喪失」に追い込んでいるという、自身の苦しみを告白するような内容も印象的でした。

初めて知った人で面白かったのが犬童さん。映画や漫画にまつわる話が多かったけれど、B級映画から「2001年宇宙の旅」「グーグーだって猫である」まで、大変熱い語り口で語ってくれて引込まれました。

色々なジャンルの方が登場しますが音楽家も二人。何と大野和士と庄司紗矢香という大看板です!!さすがポプラ社!!(笑)

大野氏は梅原猛の「隠された十字架 法隆寺論」なんて難しそうな本を取り上げていて、日本にも素晴らしいオペラの題材がたくさんあると論じています。また、「感性から作品の中に入っていく」とか「オーケストラにも作曲家の霊がそのまま語る状況が現出」することを理想とするというような話もあって、あの人の方向性が私と同じだ!と分かってちょっと嬉しかった。(笑)

庄司さんはクンデラ、ドストエフスキーやカミュ(原語で読む!)を取り上げていましたが・・・。

そうか・・・聖書や本で出会った印象的な言葉を紙に書き、ヴァイオリンケースにボロボロになるまで入れていたなんて・・・「早熟の天才」の悩みを吐露しているような部分もあってちょっと「安心」したし、シューベルトは「怖かった」とか、ドストエフスキーを読んだらロシアの作曲家の心情が理解できたと言うような話もあって「なるほど〜!」と感心しました。いかにも彼女らしい「まったりとした透明感」が漂う、大変正直な内容に好感度アップ!!ですね。(笑)

という感じで、名前は聞いたことがあるけど良くは知らない人も多いのですが、さすがにその道の「大家」とも言える人達は違います。「Philosophy」と名付けるに足る、深い話が多いですよ。

日頃から関心を持っている人がおられるならぜひ、そうでなくても、「魅せるひと」になりたい!と思っている方ならば読んでみる価値ありですね。もっとも、レベルの違う人間なのですから、同じ本を読んでも同じに感じるはずもないと思いますが、その人の内面を理解する手助けには、なるのではないかな。

小振りで装幀も良いですから、単なる読書ガイド以上の、ときどき取り出して何度も味わえる本だと思います。

さすがポプラ社!!!(笑)

2019.11.10 Sunday

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