雪太郎のつぶやき、あるいはプリンセス達の花園

あ〜!!おじさんなのに、「プリンセス・プリンセス」に嵌ってしまった〜〜!!(笑)
美しいもの、面白いもの、切ないもの、考えさせる物・・・。一人が好きだけど、独りじゃ寂しい。そんな私のつぶやき・・・・。ちょっとキモイかもね〜。
クラシック音楽が苦手な人にはお薦めできません。暗いのが嫌いな人にはお薦めできません!!お子様にもお薦めできません!!
[謝辞]
父と母に、家族に、多くの慰めと喜びを与えてくれた、過去、現在、そして未来の芸術家達に、感謝!!
[おことわり]
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2013.09.08 Sunday

駆け込み!!「PUSHKiN美術館展」

  昨日(土曜日)、横浜まで行ってきました。

お目当ては横浜美術館の「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」です。会期を1週間残すだけとなったこの時期・・・夏休みも終わって少しは空いているかと思って妻と二人で出かけてみました・・・。実は、金曜日に休みをとって前泊し、近所もまとめて回ってみる予定だったのですが忙しくて休めず、ホテル等は泣く泣くキャンセル・・・期日もあるこの展覧会のチケットだけ残ったので日帰りに変更したのです・・・。

横浜って初めて行きました。遠いから面倒と思って敬遠していたのに、埼玉の田舎町からでも電車で2時間足らず・・・直通電車にフリーパス・・・ずいぶん便利になっていてビックリです。

さて、朝の7時前に自宅を出てしばし・・・到着したみなとみらい駅から出たところ、曇り空の上ビルが林立して方向感覚ゼロでお手上げ!!(笑)通りかかった格好良いお兄さんに聞いて何とかたどり着きましたが、夕方、埼玉に帰り着いて・・・空の広さに感激したのは田舎者の証しでしょうか・・・。(笑)

ランドマークタワー?のお隣で迷いようも無いのですが・・・。


到着したのが9時過ぎ・・・入口の行列は数十人と言ったところ・・・10時の開館の頃には数百メートル位にはなっていたのかな?早出は正解でした。


入場後はスムースに見て回れ、2時間ほど過ごして出ました。その頃には入口側はかなり混んでいましたが入場券売り場はこんな様子で空いていました。


美術館なんて何年振りか・・・?予備知識も無しに出かけたので細かい話はできませんが、「フランス絵画300年」という看板に偽りは無いけれどプーシキン美術館のコレクションとしてはちょっと物足りない・・・極々一部じゃないか?という感触・・・時系列で有名無名な絵が並べられていて変化もあって楽しめますが、全66点の作品数、その割に有名な作品は少ないと感じました。

ビックリしたのは、狭い会場に合わせたのか?絵と観客の距離が近い!

鉄柵から絵まで1メートルほどしか無い!!!しかもカバーガラスの入っていない「生絵」がいっぱい!!

手を伸ばせば触れられる名画の数々・・・文字通り生唾物で、じ〜〜っと見入ってしまいました。(汗)

プーシキン美術館の収蔵品は、帝室コレクションや没収された革命前の個人のコレクション、戦勝品など歴史的な事情もあって?長らく保管されたままだった物が多いらしく、展示による痛みや無理な保存処理によるダメージが少ないとか新聞で読んだ記憶があります。300年前に書かれたはずなのに、細部までつやつやの、塗り上がったばかりと感じる絵肌の作品が多くてこれだけでも見ものでした!

最初の方で登場するブーシェ。ほとんど3次元作品??!!と思える位立体的です!

フランソワ・ブーシェ ≪ユピテルとカリスト≫ 1744年 油彩、カンヴァス 98×72cm

有名な作品はさすがにガラス入りですが、距離的には全て同じで堪能できました。

今回の目玉であるルノワールも、顔の表情を描き出す一筆一筆が見分けられて感激しました。PCの画像では全く分かりませんが実物は手が込んでいて・・・。(汗)

ピエール=オーギュスト・ルノワール ≪ジャンヌ・サマリーの肖像≫
1877年 油彩、カンヴァス 56×47cm

特には書きませんが有名な画家の作品は一通りありましたね。

その中で、個人的に一番気に入ったのはシャガールの「ノクターン」。赤を基調に、いつもの題材で、最愛の妻ベラとの死別や大戦に伴う数々の不幸を背景に書かれた作品なのに・・・恥ずかしい位の愛情に満ちた絵は・・・他とは別格・・・。

マルク・シャガール 《ノクターン》1947年 油彩 カンヴァス 89.6×72.6cm

昼過ぎに会場を後に・・・中華街でお昼を食べ、山下公園から倉庫街を回って帰ってきましたが歩きっぱなしで疲れた・・・。


予習をしていなかったので何が何だか分からなかった中華街!(笑)


日が出てきて暑かった山下公園から倉庫街への道・・・奥の方には泊まる予定だった高級ホテルが見えます・・・。(汗)

最後は・・・駅近くのファミレスに入って締め!!

こんなの久し振りに食べましたが・・・美味かった・・・フフフ・・・。(爆)

さては次は・・・「青い花」絡みで鎌倉でも行こうかな・・・。(笑)







2007.06.16 Saturday

国立新美術館 大回顧展「モネ」

朝、目が覚めたら4時半。今日もいい天気!!(笑)

思い切って出かけてきました。国立新美術館開館記念「大回顧展モネ」を覗いてきました。
あ〜〜疲れた・・・。(爆)


朝7時に出て9時に到着。黒川紀章設計のモダンな建物。地上3階地下1階位か?正面ゲートは乃木坂駅より六本木駅の方が近いかな?以前上野で大行列が出来ていて懲りたので今回は早めに行きました。9時半の開門時には50人位の感じで以外に空いてましたね。入場券はネットでプリントアウトしておいたのですぐに館内へ。定刻は10時なんだけど9時40分位には入展できました。(入展時にプリントと通常の券を交換してくれます。)今日は特別らしいね。

さてなぜに「モネ」?と聞かれると困るけど。(笑)先週のNHKTV「新日曜美術館」でこの展覧会を特集してたんですよね。モネは以前から好きでしたので、ぜひ行こうと今年の初めから思ってたんですが、実行に移すまでに至らなかっただけですね。7月2日までの会期でもあるので、今しかない!!と思って行きました。

実はモネは、昔上野で「日傘」を見たくらいで、好きだけど良くは知らない人なんですね。「知ってる」人もいませんが・・・。(笑)それが「新日曜美術館」を見て、行ってみようと思うようになったわけです。この番組、今回はなんと西澤潤一さん(首都大学東京学長)がゲストで登場して色々語ってくれたのですが、その内容が濃い濃い!!(笑)知ってる人は知ってるでしょうが、西澤さんて電気業界では知らぬ者の無いという位の有名人なんですね。半導体や光通信などの研究開発では世界的な人なんです。その人が・・・こんな番組に出るなんて・・・信じられない〜〜〜!!ということなんです。(笑)

御自分の研究が日本国内で認められないと言ういわゆる不遇の時代が続いた時、モネの絵と出合って勇気付けられたというような事を言ってましたね。自分の信じる道をひた走る・・・そんなモネの姿と、陰影に富んだ作品に惹かれたようです。美術館で展示されていた「睡蓮」の絵が、影の映り方から判断して上下さかさまだと指摘したり・・・半端な方ではありません!!NO34「エトルタの日没」に感動し、NO45「橋からみたアルジャンテュイユのの船着場」では中央のテントを載せた小船が「モネの写生用の船だった」とか・・・深いぜ〜!!(笑)

さて入場はスムースに出来ましたがパンフレットを見ていなかったので進行方向が分からない。(笑)「順路」なんて看板はありません。(笑)

展示はテーマ毎、時代毎という感じで、流れていけば良いんですが、全体の中心部にモネの影響を受けた画家たちの作品を展示してあるブースもあってちょっと紛らわしい?

全体を通して見た感じは、はっきり言ってちょっと地味かな〜〜?と。(笑)

「日傘」も、以前見たのはワシントンギャラリーかなんかの収蔵品だったと思うけど、子供とモネ夫人の姿が鮮やかに描かれていました。今回は連作の「日傘」で、子供もいないし夫人の顔もはっきり描かれていない・・・ちょっと地味な作品ですね。


展示作品は、世界や国内の美術館からの貸し出し品がほとんど(ですから額縁にガラスが入っているのと無いのがあります。)なんだけど、地味な作品が多い。100点程の中で、誰でも知ってる有名な作品は10数点位のものか?それも連作が多いから、それそのものとなると、ほんの数点かもしれないな。他は見たこと有るような無いような・・・と言う作品が多く。しかも悪く言えば「ボケボケ」の作品が多いから、綺麗で可愛い作品がいっぱい〜!!なんて期待を持って来ると最悪かもしれませんね。(笑)とは言っても、照明も暗いんですけどね。国家基準に従って調節してあります、とか書いてあったような気がしますが、絵を傷めないことを第一にしているでしょうからね。画家が実際に見ていた絵はもっと明るかったんじゃないかな??

基本的に、モネは光を描いた画家だと思うので、明確な線描の写実的な絵はほとんどないと思って欲しい。近寄ってみると、汚い絵の具を書きなぐったような作品が多いんですよね。人によっては、がっかりするでしょうね。でもそれがモネなんですね。彼はそういう絵が描きたかったから書いたんです。光の変化に合わせて、カンバスを何枚も変えながら描き続けたそうです。だから連作が多い。時間により、季節により、天気により変化する「光」を描き続けた画家なんですね。

見ていくと、一点だけ「超写実的」な作品があります。18歳の頃に風景を描く事に目覚めた頃の作品。NO38「ルエルの眺め」と言う作品は、写真のようにしか見えないんです!!これのはビックリしました。フェルメールの作品を思わせる感触でしたね。(埼玉県近代美術館収蔵?)この作品を見てしまうと、他の「ボケボケ」の作品も馬鹿に出来なくなります。(笑)描けば描けるのに描きたいから「ボケボケ」なんですね。NO24「庭のカミーユ・モネと子供」という作品ではカミーユの「顔」だけが微細に書き込まれています。「愛」・・・ですかね?(笑)

近くで見ると「ボケ」でも、離れて見ると、全く違うものが見えてきます。夕日や朝日、変わり行く日差しを反射して見える海の表情、それまで誰も書かなかったという雪景色の不思議な色合い、霧や朝日夕日に染まる寺院の輪郭。季節毎に表情を変える積みわら、そして光の中に浮かび上がる睡蓮の池・・・。

当然のことながら前半は小品が多いのですが、後半は短辺が1mを超える大物が増えてきます。そして「ボケ」具合もいよいよ深まります。最晩年の作品はもはや風景画とは言えない。ほとんど抽象画の世界です。見えない眼の中に映る残像のようなNO87「バラの小途」NO89「しだれ柳」NO86?「太鼓橋」・・・。はっきり言って「作品」と言うより「遺産」と言うべきものだと思いますが、画人モネの思いが伝わってくる・・・ような気もします。(笑)

出口の前には「オリジナルグッズ」の販売ブースがあります。図録が2千300円くらい?・・・買わなかったけど。(笑)複製画やハガキその他、お馴染みのものかな?1300円くらいの安い解説本もありましたが、地下一階のお店には1700円くらいの本があってこれも良かった。買いたい人は最初に地下も見ておいた方が良いかもね。もっとも、図録以外はどこでも買えるかな??(笑)

それから、中に入るとメモを取りたくなりますが、鉛筆とシャープペンシル以外不可!!だそうです。以前、ボールペンか何かのインクが飛んで絵についたことがあるそうです。遠くからでも分かるように鉛筆がお薦めかな?それからお洒落なオペラグラスなんてのも便利かもね。なにしろ混んでると近寄れないから〜。(笑)


ガラスを多用した建物は内部もお洒落です。1階、2階、地下一階にもカフェテェリアがあって結構混んでました。3階には「ブラッスリー ポール・ボギューズ ミュゼ」とかいう高級フレンチ?がありますが、予約が必要かも??地下一階のミュージアムショップはいわゆるお土産店ではなく、美術館に来る人ならこんなのが欲しくないか??というようなポップな雰囲気で、漫画やフィギュアもあるお店でした。

同時開催の展覧会も幾つかありますし、2つ位は無料だった?

最後の頃には入口は長蛇の列、30分待ち。場内も満員に近い??動くのが大変な状況。小さな子どもやお年よりはちょっと無理かな??という状況でした。これから出かける方は、事前に空いてる時間帯を聞いてから出かけることをお薦めします。

1時間半くらいかな?外に出たら・・・眩しくて目が開けられない!!(笑)
なんだよこれは〜!!(笑)もう夏????(汗)アート

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