雪太郎のつぶやき

美しいもの、面白いもの、切ないもの、考えさせる物・・・。一人が好きだけど、独りじゃ寂しい。そんな私のつぶやき・・・・。
クラシック音楽が苦手な人にはお薦めできません。暗いのが嫌いな人にはお薦めできません!!お子様にもお薦めできません!!
[謝辞]
父と母に、家族に、多くの慰めと喜びを与えてくれた、過去、現在、そして未来の芸術家達に、感謝!!
[おことわり]
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2015.07.05 Sunday

古都鎌倉に見るあんな事、こんな事、そんな古都

先月の北鎌倉行き以来、鎌倉絡みのTV番組や新聞記事が幾つか目に付き、それぞれ興味深かったので簡単にまとめておきましょう。

まずは、「北鎌倉駅前トンネル」の件から。

海が近いけれど山が多い鎌倉では、銭洗弁天や浄智寺等、先月行ったお寺でもトンネルや岩壁を掘った穴が多かったですね。

アニメ「青い花」の第一話では、主人公あきらの通学路として二ヶ所の実在するトンネルが登場しました。この内、中華屋さんの入り口みたいな方は今も健在で、普通に人が通っていましたが、もう一つの方は通行止めになっていて、残念ながら通れませんでした。密かに「聖地巡礼」を気取っていた(笑)私は予期せぬ事態に気が動転してしまって写真も撮れなかったのですが、その後に通りかかった、大通りに面したお寿司屋さんの店頭に貼られていたポスターを見て、どうやら「保存運動」が行われているらしいことが見て取れました。

帰宅して調べてみると、「北鎌倉 緑の洞門」保存運動という活動の一環として署名活動が進められているらしい。守る会のHPを見ると事の経緯をまとめた詳しい資料などもあって、全体像が何となく分かります。

大雑把にまとめて言うと、あのトンネルは過去数十年にわたって撤去か保存かの論争の的となっていて、最近になって市側が撤去の方針を示したため保存運動が盛り上がってきたと言うことらしい。

実際に通ってみると(トンネルは通っていないけれど)、あの道は北鎌倉駅の裏通りで、元々軽自動車一台分の幅しかないのに、斜めに開けられたトンネルが更に狭くしている印象です。現実に交通事故がおこった、救急車も消防車も通れないし、一部崩落も始まっている・・・市側や町内会等の切実な事情と困惑ももっともで、歴史的な価値でも無いのであれば撤去も仕方がないとも思え、「聖地巡礼」などと脳天気な事をいうのもはばかられる感もあります。

とはいえ、場所は古都鎌倉で、名も無き地方都市ではありませんし、無くしてしまったら元には戻せません。

日本各地で話題になっている世界文化遺産の登録を目指すなどと言う話しもあるようですし、古都としての在るべき姿と地元の生活者の利便性の向上の両面を見据えた「大人」の議論を期待したい所ですね。

とりあえず、差し迫った危険があるのでもなければ一歩立ち止まって欲しいという意味で、保存運動の署名をするかどうかも考えたいと思います。(署名用紙はDLできるようです。)

さて次は・・・・「江ノ電 勝手踏切」の件。

これはTVでやっていたのをたまたま見ただけですが、実に古都鎌倉らしいお話しです。

鎌倉とは切っても切れない関係である江ノ電は、明治時代の開業と言う歴史的な存在で見ての通りとても狭いのですが、それは地域住民それぞれが少しずつ自分の土地を提供して線路が敷かれた為と言う、元々の成立の経緯があったとの事です。

その為、庭先や玄関前に線路があると言う不思議な光景があちこちで見られるようになってしまったが、場所によっては非常に危険な場合もあり、実際に事故が起きるに及んで江ノ電側が態度を硬化させて住民と間でトラブルに・・・という事らしい。

昔はそれぞれが鷹揚に構えていたのに、一度事故が起きて警察ざたになるとそれでは済まなくなってしまう。我々の日常でもよくある話で、ある意味非日常的な江ノ電も例外ではなくなったということでしょう。それまで使えていた踏切が強制的に閉鎖されたため、日常生活が大きく影響され、病気などの非常時にも困ったり、今後予想される津波の際には避難が困難になるなどの、これも切実な問題です。

事は安全に関わるので江ノ電側も引けないでしょうが、古都鎌倉の風物とも言える存在ですから、双方が納得できる方策を考えて欲しいものです。

そして最後にもう一つ。

これはトラブルでは無く朝日新聞の記事「みちものがたり」で取り上げられた、文字通りの古都鎌倉らしい「鎌倉七口切通」です。

鈴木清順監督の映画「チゴイネルワイゼン」のロケ地探訪の旅で、昼なお暗い切通の風景が物語のおどろおどろしい雰囲気を嫌が上にも盛り上げ、鈴木清順のこだわりも納得できたと言うお話しです。記事の中では、鎌倉市内の他のロケ地、「青い花」でも描かれた「ミルクホール」も大きな写真入りで紹介されていて、思わず「おお・・・・」と・・・いつか行くんだ・・・。(笑)

記事は2ページに及ぶ長い特集記事で映画制作に関わるアレコレが紹介されていますが、今回の投稿に関係している1箇所のみを引用しておきます。

「 鎌倉は南が海、残り三方は山という自然がなした城塞(じょうさい)都市、どこかと行き来をしようとすれば、山陵を開削して道をつけることとなる。代表的なものが「鎌倉七口」と呼ばれる切通。中世に端を発し、鎌倉の内と外を、その境界でつなぐ。 街中の大町地区と浄明寺地区の境にある釈迦堂口切通は「七口」には入っていない。長く生活道路として使われ、自動車が通っていたこともあった。1977年に通行禁止となった後も通る人が後を絶たず、2010年に大規模な崩落があった後、フェンスが張られた。 「ツィゴイネルワイゼン」で青地は勾配のきつい山道を登って切通へ向かう。山道は別の場所で撮影された。」(2015年7月4日朝日新聞beより)

古都鎌倉は城塞都市、山稜を開削して道をつける・・・。

歴史的経緯の事実関係は別として、トンネルにしろ、狭い鉄路にしろ、切通にしろ、全てはここからと思われます。地理的歴史的事実の積み重ねの上に「現代の鎌倉」があります。どんな「遺産」として後世に残すのか?地元は当然として、この国全体でも考えるべき時かもしれませんね。

あえて言えば、ハイテクを駆使した未来的な「古都鎌倉」をお願い申し上げたいところです・・・。

と・・・ここまでipadで書けました。

puffinはかなり癖がありますが、慣れれば何とかなりそうです。

PC修理の間、練習を兼ねてもう少し書いてみましょうか・・・。雪







 

2013.07.06 Saturday

半夏生・・・梅雨明け!

相変わらず仕事が忙しいのですが、疲れもあって今日は休みました・・・午後から出社しようかとも思いましたが・・・仕事の遅れ・・・その他・・・全てに目を瞑って忘れることにする!!(笑)

のんびりPCを眺めていた所、目についたのが「梅雨明け」という文字・・・。

つい先日の新聞紙上で「半夏生」とか言っていたのに、今日になったら梅雨明けときたか・・・。(汗)気が早いな〜と正直思いますが、実際に晴れてしまわれると納得するしかない・・・。

下の写真・・・散歩道の傍らに咲いていたのが「ハンゲショウ」の花。葉っぱが白くて目立ちますが、花自体は実に地味・・・人間の都合を押し付けてはいけませんね。(笑)


そして・・・梅雨明けと共に紫陽花は消えていき・・・待ちに待ったこれが・・・。



所によりかなり咲いていて先が楽しみです・・・。



とにかく・・・今日と明日は仕事の事は忘れる・・・何て言いながら忘れられないのが哀しい・・。(笑)






2011.11.21 Monday

昨日のあれこれ

忘れない内に・・・。

昨日のNHK-BSで「さど☆まさし 題名のある音楽会 完全版」というのをやっていた。

『指揮者の佐渡裕がさだまさしとタッグを組み、音楽の力で東日本大震災の被災者の方々を元気づける』

という趣旨のコンサートのライブでしたが、題名からしてふざけていると思って録画したまま見ないつもりでしが、夕方になって暇だったのでついつい・・・。2時間近い番組でしたが・・・結局最後まで観てしまいましたね。

キッカケは震災直後に佐渡氏がさだ氏にかけた電話・・・「音楽家は何も出来ない」と大泣きしながら訴え・・・話し合った二人の答えがこのコンサートだったらしい。

 前半3分の1は「スーパーキッズ・オーケストラ」という少学3年から高校3年位までの子供たちの演奏。舞台上の大形スクリーンには震災後の現地の写真が写される中、「鎮魂」の思いのこもった「G線上のアリア」から始って、おなじみの旋律の美しい曲が次々に・・・。渾身の演奏ぶりは感動物だったかな。

佐渡氏とさだ氏の語り、さだ氏の歌も交え、後半は「兵庫芸術文化センター管弦楽団」が登場し様々な曲を聴かせてくれました。

いつか再放送があったらどうぞ〜。

朝日新聞もいくつか・・・。

まずは最近のヨーロッパ情勢や日本にも係わる話・・・「格付け会社」について

ムーディーズやスターズ&プアーズとかが有名ですが、最近はフランスのヴィジオ(Vigeo)(という会社が注目されているという。会社にしろ国にしろ、単なる金に関する儲かるかどうかの評価だけではなく、組織としてまともかどうかとか、社会にたいする影響度、公平性なども考慮に入れるようで、社会的責任に重要度を置く国や会社の格付けが高くなり、ギリシャ、イタリアを始め、東京電力や日本の評価は低いそうだ。

うかうかしていると・・・日本国債も暴落するかも・・・と、気が気でないですね。

そうそうグローブからも・・・「文房具」特集他、面白いものがあったので忘れないように・・・。

まずはパイロットの水性ペン「フリクション」。「熱すると透明になるインク」を使い、ペン後部のゴムでこすると摩擦熱で消えて書き直せるらしい。「何回も消せる」という理由で、フランスの子供達の間では大ブームになっているとか・・・。

その他、ジョブズは「吸血鬼」タイプ、ゲイツは「ゾンビ」タイプなんて記事もあったけど、特に書いておきたいのが「フリーメーソン」について。

秘密結社「フリーメーソン」
といえばモーツァルトの時代から有名ですが、現代でも組織として生き残っていて、実体としては「ロータリークラブ」や「ライオンズクラブ」の大元の親睦団体という感じらしい。日本では震災に関係する援助活動などもやっていて、救援物資の提供や、お寺の復興資金を提供したりと大々的な活動を繰り広げているらしい。

ハッキリ言って・・・思わず「へ〜〜〜」で、目から鱗のお話でしたね。

そうそう・・・アニメも・・・。

やはり「バクマン」ですね!!前々回辺りからの展開が凄くて目が離せない!!今一番熱いアニメです!!

という感じで・・・中々面白い一日でした。

2011.11.06 Sunday

今日の色々

昨日と今日・・・久しぶりにノンビリ過しました。昨日は半日「歩け歩け」で近所の公園までお散歩に。今日は天気が今一だったこともあって買い物だけで後はゴロゴロ。(笑)

新聞読んだりTVを見たりして過しましたが、色々面白かったです。

まず新聞・・・。

最近は朝日新聞(朝刊のみ)が続いています。別にファンという訳ではなく、他社より内容的にマシと言う事です。三ヶ月毎に変えていれば色々とお得な話があるのは分っていますが、つまらない新聞を取っても仕方がないですからね・・・。

今日は「グローブ」とか言う?別刷りがついていました。

まずは最近の「養子」事情について。日本では実子に対するこだわりが強く「養子」が少ない。それに対してアメリカなどでは人種や国籍に係わらず積極的に養子を受け入れる人たちがいると言う話。有名人が幾人もの養子を育てている事は知っていましたので目新しいことはありませんでしたが、日本では多くの孤児が施設で生きていくしかないという現状を改めて書かれると考えさせられましたね。

次は・・・漫画「神の滴」の原作者へのインタビュー・・・この漫画・・・キャラクターが好みでなくて読んだ事がありませんが有名なのは知っていました。

原作者・・・実は姉弟の二人組!!趣味が昂じてワイン漫画に手を染め、今では数千本のコレクションを持って、世界中のファンや業界関係者が多大の関心を寄せているという話です。浮世離れしていて・・・実にうらやましかった。(笑)

ただのオタク漫画と思っていた私には「発見」でしたね。(笑)

さて肝心の新聞本編ですが・・・第一面は「2012 米国大統領選 沈みゆく社会」というルポシリーズ第一弾?でした。

一部の富裕層を横目に、不況の底で苦しむ多くの市民、若者、老人・・・。自治体の破産や社会の変調を取りあげて、大統領候補たちの主張や米国民の選択を追い続けるらしい。

「仕事が無い!もう・・・軍隊にでも入るしかない!!」

という若者の叫びが切実で・・・これって明日の日本の姿かも知れないと思うと辛いものがありました。ヨーロッパの危機がうまく収束するのか?米国民の選択の行方は?日本の明日は・・・頭の片隅でちょっと考えてみたり・・・。

危機といえばタイの洪水も一向に先が見えません。震災によるダメージに洪水のダメージ・・・日本や世界の景気に対する影響は計り知れませんが、小さな町工場である我が社に対しては・・・実は・・・・・・意外なことに「吉」と出る面もあるようです。

長年取引きを続けてきた某大手メーカーさんですが、タイに進出してからパッタリと発注が無くなってしまっていました。それが・・・急遽注文がきたらしい・・・ま・・・一時的なものでしょうが、当社にとっては吉報です。但し・・・そうなると今度は・・・年末年始の休み返上!何て無茶を言って来ているらしく痛し痒しです。(汗)

午後はノンビリTVやビデオを見たり・・・。

昨日放送の「バクマン」・・・病気で倒れて入院した主人公が無理をして漫画を書こうとするが、周囲は止めようと必死に説得・・・。夢(アニメ化)がかなうまでは会わないと誓っていたにもかかわらず、堪らず見舞いに来た恋人(笑)も一度は止めるが、主人公の熱意にほだされて・・・筆を取り落とした彼の手に自らの手を添えて支える・・・美しい・・・二人・・・。

何だか無茶な話・・・と思いながらも・・・ちょっと泣けた・・・。(笑)

いや〜熱いアニメだよな〜・・・。

そして・・・たまたま覗いたアニマックス・・・「はじめの一歩」第一話〜三話・・・これも異様に熱いアニメで思わず立ち上がって見てしまった!(笑)以前から近所の医院などでコミックスを見てはいたのですが、21年も連載が続いている何て知らなかった!!

10年前のアニメですからちょっと古い感触はありますが、描写は今見ても充分に新鮮!テーマソングやBGMも格好良くて楽しめましたね。「あしたのジョー」とは違って、実に人間臭い少年の文字通り一歩一歩の成長ぶりが実感出来る素晴らしいアニメかと思いました。

という感じで過した休日・・・ろくな写真が撮れなかった事が心残り・・・なんて・・・贅沢な話だ。(汗)

2011.10.21 Friday

やった!!夢の1000兆円突破へ!!

遂に!永年の「夢」が現実になりそうですね!!

国の借金、1000兆円突破へ=復興債発行で―11年度末見込み


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世界一の大借金大国への道をひた走る日本という国・・・「ゼッタイダイジョウブ〜!」なんて他国は本気で考えているのか??たとえ潰れても、困るのは日本人だけだから「シラナイヨ〜!」と高をくくっているのか??(笑)

それとも「世界のモルモット日本」の行く末を世界中は固唾を呑んで見まもっているのか???

ギリシャがどうこう言ったところで、日本に較べたらどうという事はない?

何だか良く分からない内に、この国は「未来永劫潰れない国」を実現するという「偉業」を成し遂げつつあるのか??(笑)

官僚も政治家も学者先生も誰の彼も知らぬ顔を決め込んでいるのか?それともただの馬鹿か??

本当にどうなるんだろうか????(汗)

「増税は景気が回復してから!」とか言ってる輩は「本当に景気が回復する」と信じているのか??

経済構造が激変している現実を無視して根拠もなく妄信しているのか?

政治家は「金」を出せば景気対策、円高対策になると思っているのか??

    ・
    ・
    ・

ハッキリと言える人間はいないんでしょうか?

目の前に口を開けた大穴・・・見ない振りを決め込んで俯いている国民・・・・。

お隣の韓国は半導体からKARAまで?(笑)明確な目的意識を持ち、現実的かつ効果的な手段を使って実績を上げてきた。目先の現実に右往左往するばかりの日本政府や企業も見習ったらどうかと思う。

まず、経済のグローバル化は賃金の均質化であるから、公務員と大企業従業員の賃金の大幅カットを行なう。中小企業従業員の賃金は大企業の搾取によって下がりきっているので現状維持(笑)。これらと消費税の大増税によって、赤字の削減と国際競争力のアップを実現する。将来的に支給金額の抑制が予想される年金は、今すぐ即座に減額する!

実に分かり易く、効果的な方法だと思うけど・・・絶対に実現しないな!(笑)

財務省OBの中には日本国債を売り払う人も結構いる何て話を聞いたこともあるが、意外とこの辺が実体を知る人々なのかもしれない。

何でも良いけど・・・そろそろ目を覚ませよ・・・と・・・ちょっとつぶやく・・・。(汗)

2011.10.08 Saturday

林檎の涙

生まれ育ったのが新潟県の山の中だった私にとって、「林檎」と言えば木箱に入ったソレでした。

籾殻に埋もれた林檎を一冬かけて食べるという、スーパーに行けば一年中何でも買える21世紀の現代では想像も出来ない冬の生活でしたが、今となっては懐かしい記憶です。

貧乏故の「苦学」の象徴とも言える「林檎箱」の勉強机・・・そこまでの経験はありませんが日本人の原点・・ですね。(笑)

その林檎・・・若い頃は新しい「世界」の象徴でもありました。

 ビートルズそのものだったアップルレコード、新しい文化の集積地であるN・Yの愛称「ビッグ・アップル」、そして斬新なコンセプトでユーザーを魅了してきたアップル社・・・。

創業者が56歳で死去するというショッキングなニュースに世情騒然となったここ数日間、旧アップル・コンピュータの時代からお付き合いのある人々による追悼の言葉や、マスコミによるサクセスストーリーが盛んに語られていますね。

デザインとスムースな操作感を徹底的に重視した設計が功を奏し、曰く「CD」を駆逐し、「携帯電話」を蹴散らし、いままさに・・・「PC」を追い詰めていると言う・・・。

愚直なまでに自分の感性にこだわる事によって世界を制覇したかに見える、アメリカンドリームの象徴とも言えるあの会社ですが、続けて流れるTVのニュースを見ていると、ちょっと複雑な感も抱きます。

N・Yを起点に始まった若者達の「抗議行動」・・・いっこうに改善しない失業率に業を煮やし「金融機関」に押しかける・・・アラブの「革命」を逆輸入するかのような「行動」はネットを通じて全米に拡がりつつあり、政府や議会に対する「圧力」となりつつあるらしい。

我が国でも、高度成長期には誰でも就職できるのが当たり前だったのに、今やそんな「昔話」は冗談でも言えない雰囲気。私の甥や姪も例外ではなく、自己の存在を否定されるような「世間」に失望し苦しんでいる若者達が痛々しい・・・。

成功者であるアップル社の社員と、TVに映るプラカードを掲げる若者達・・・彼らの違いはどこにあるのか?超えようのない溝の深さに言葉も無い・・・。

アップル社にしろ日本のユニクロにしろ、今元気な会社って自国内には生産設備を持たないらしい。

自らは企画設計と販売のみに特化して、製造は安い途上国で行なう。アップル社の生産を請け負う中国の工場では自殺者が相次いで話題になっていたし、ユニクロも安い労働力を求めて中国から工場を移すなんて話題もあったっけ?

消費者に安くて良い商品を届けると言う「大儀」は素晴らしいけれど、すべての企業がそれをやったら、豊かな消費者のいない失業者ばかりの国になってしまって本末転倒のような気もする。安い商品を「輸入」するという行為は、同時に「失業」も輸入しているような気がする。

中国の大きな輸出品目・・・それは・・・失業・・・とも言える・・・?

最新の設計の商品を最新設備の工場で、最低の賃金で喜んで働く人々を使って造り輸出する・・・それってフェアなんだろうか・・・?

経済のグローバル化は回り回って我々を「豊かにする」という事になっているけど本当か???

グローバル企業とは縁もゆかりもない私から見ると・・・実は賃金のグローバル化ではないのか?究極的には世界同一賃金であり、途上国に人々にとっては「福音」だろうけど、我々にとっては「悪夢」でしか無いのでないか???勝者は確かに存在するだろうけれど、大部分は敗者になるのではないか????と疑う・・・。

安くて素晴らしい商品は作れたね・・・でもその割りに、若者達の為に大きな雇用を創造できないことに後ろめたさは感じなかったのかい?・・・スティーブ・・・??

ネットを通じて拡がる「抗議行動」・・・ネットの申し子として生き、そして死んだスティーブ・ジョブズ・・・自由の「原点」とも言えるiPhoneを「武器」に戦う若者達・・・「親の代より豊かになれない」と唇を噛む若者たち・・・。

成功者である彼・・・手放しで賛美するほど親しくもない私・・・。(笑)

ちょっと複雑な・・・秋の一日です・・・。

2011.09.12 Monday

月が・・・

文字通り煌々と・・・。

この星の一部の住人にとっては色々と意義深い一日でしたが、宙に浮かぶ月は分け隔て無く、ひたすら無言で、冴え冴えとした光を投げかけてくれます・・・。


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実は今日はお休みでした。遅い夏休みだったのですが、休んでいるのは自分一人ですし、仕事が忙しい最中ですので明日からの段取りを考えたりして・・・何となく・・・疲れました。(汗)

そうそう・・・気がついたら、今月は全て3連休になってたりしてちょっとうれしいんです。(笑)

もうすぐ夏も終りかな?日差しは強いながら、木陰の涼しさに季節の移ろいを感じた一日でした。

2011.08.21 Sunday

「アーティスト」の「現実」

昨日の午後は天気が悪いこともあって家に引きこもり・・・。

久しぶりにNHKのTVを見たりして過した・・・。

昼時から始まったのが「世界が私を待っている 前衛芸術家 草間彌生の疾走」

 この人1929年生まれの82歳にして「奇抜なドレスに赤毛のカツラがトレードマーク」という方で、しばらく前に朝日新聞で仕事についてのコラムを4回?にわたって書いていてチラリと読んだ記憶が・・・。

1957年、若くして単身渡米。ニューヨークの下町で前衛芸術の作品を発表し続けて注目を浴び、今では作品が億単位で売買されるという・・・。

新聞では苦労して成功した・・・という雰囲気しか残っていなかったのだけれど、TVを見て驚いた!

N・Yで「人体ペインティング」などの奇抜なパフォーマンスで話題となってから帰国した40代、日本のマスコミから「ふしだらな女」として徹底的なバッシングを受け、少女時代から病んでいた統合失調症が悪化して精神病院に入院・・・以後・・・現在も夜眠るのは病院だという・・・。

番組では100連作に挑戦する日々が紹介されていましたが、書いていないと自殺願望に耐えられないという彼女の生き様には言葉もありませんでしたね・・・。

生きる為にはアーティストでいるしかない・・・う〜ん・・・壮絶です。


続いて見たのが・・・ふたり「コクリコ坂・父と子の300日戦争〜宮崎駿×宮崎吾朗〜」

最初に放送された時は・・・「またジブリの宣伝か?」と言う気もして見なかったのですが、暇だったので・・・。(笑)

で・・・これもかなり壮絶でしたね。

「コクリコ坂」は妻と娘が先日見てきたらしいのですが、私としては・・・地味な絵柄に興味も湧きませんでした。今後も見る気はありませんが野次馬根性・・ですかね?(笑)

番組では、「素人同然」の息子に対して徹底的に辛く当たる「親父」の様子が・・・。(汗)

アニメは血で書けるものではなく、多くの経験を積んだ上で無ければ「監督」なんか無理!というのが世間の常識ですが、「息子」はこの点でどう考えても・・・・。

実際、度重なる失敗や衝突の事実が紹介され、どうなる事やらと思わせられましたが、最後には「親父」の「助け船」などもあって何とかなったというお話でしたね。

スタジオジブリという「超有名企業」だからこそ出来たことであって、決して息子の才能が優れていたからとは思えない内容でしたが、数100人の人間の生活がかかっている訳ですから、最後には厳しい決断も必要になるのは目に見えています。これからも、「息子」にとっては綱渡りの日々が待っているのでしょうね・・・。

ただ・・・それは彼が自分で選んだ道です。監督業への執着心とアニメに対する情熱があればなんとかなるのかな?素人には分りませんが、単なるサラリーマンでは、早晩馬脚を現わすのは確か・・・どうなるかは・・・彼次第ですね・・・。

次に、夕方6時前に見たのが・・・「仁淀川 − 知られざる青の世界 −」という自然紀行かな?

写真家の作品とビデオで仁淀川の源流から河口までを追ったドキュメンタリーですが透明度の高い川が実に綺麗でビックリ!とくにビデオを駆使した描写には痺れた・・・。(汗)アレを見たら写真の限界・・・と言うか・・・映像表現の可能性に目を見張る思いでしたが・・・あれはプロならではの仕事ですね・・・。(汗)

あそこまでやられると、ビデオカメラマンの仕事も才能と技術が伴わなければ無理・・・実際問題・・大変なんだ〜と思わず実感させられました・・・。

ふと朝日新聞を見る・・・草間さんのコラムを引き継いで書いているのが山下達郎だったと思い出して読んで見ると・・・。

4回シリーズ?のこのコラムは、求人欄に載っていて「仕事」に対する心構えや自信の経験を有名人が語るというスタイルなのですが、タッチャンも辛口だ〜〜!!(笑)

才能だけで一生食べていけるやつなんてほとんどいない!実務に精通し、プロとして恥ずかしくない実力を身に付けろ!!その上で自分の指向する方向性をしっかりと見定めて、努力するしかないんだ!!という感じかな?(全くの記憶だけで書いているのでかなりデタラメ。(汗))

アーティストなんて呼ばれていい気になっている暇があったら練習しろ!!そんな雰囲気もちょっとあったか・・・?

そう言えば・・・昔のTVの「歌番組」ではアーティストなんていなかった。アーティストというのは画家の事というのが一般的だったのに、今では・・・誰も彼も「アーティスト」様・・・。

以前から違和感有りまくりだったのですが、タッチャンの言葉からは彼も何となくそんな感じを持っているんだと推測されます・・・。

「タッチャンも俺も似たもの同士!!???」何て馬鹿な事(笑)は言いませんが、「アーティスト」を名乗るなら、それなりの芸術性を見せてみろ!聴かせてみろ!!と言いたいのは事実ですね。

と言うことで・・・町工場のおじさんには全く関係無いことをつぶやいてみました。

久々なので疲れた・・・もう寝ます・・・と言うか・・・歳のせいか?この時間には眠くなるだけですが・・・寸暇を惜しんで努力するのが真のアーティストだとしたら・・・私には到底無理です。(笑)

2011.06.02 Thursday

若い世代

会社の昼休み、食堂で菅首相の演説を聞いた・・・震災対応に「一定のめどがついた段階で、若い世代に責任を引き継いでいきたい」・・・か・・・。

直後に、NHKは速報で「退陣」とテロップを流す・・・早いな〜・・・。(笑)

夕方帰宅してTVを見ると、鳩山氏が「6月中、遅くとも7月早期に退陣」と言うような事を言っている。

しかし、岡田幹事長はその前提について「辞任の条件ではない」言う。

それを聞いた鳩山氏は『岡田幹事長が「その2つは条件ではない」と言っているのはうそだ。 人間はうそをついてはいけない。』と返したそうだが・・・。

まるで小学生の喧嘩だね・・・。(汗)

はっきりしているのは・・・小沢氏や鳩山氏は・・・間違っても「若い世代」ではないということです。(笑)


2011.06.02 Thursday

清掃

永田町が喧しい・・・。

遂に不信任案提出!本日採決と来た・・・。(汗)

復興特需の利権にありつきたい自民党は、何が何でも「今」解散に持ち込みたいんでしょうね。でも、仮に解散になったところで私は「自民党」には投票しませんが・・・何故って・・・1000兆の借金も福島の惨状も、全ては自民党の置き土産なんですから・・・。

情けないのは小沢氏とその周辺。自分たちで何とかする前に民主党を「壊してしまえ」というのか?首相が暴走しているというなら内部で上手く操るのが手腕の見せ所なのに、面倒だからガラガラポン???

自民党の受け皿と期待して投票してきたのに、解散したら衆議院も自民支配になって全ては終りか?不信任案が否決されても民主党は分裂してしまうだろうから、政治の混迷は更に深まるだけだろうし・・・。

世界が呆れる日本の国会議員・・・要するに暇なんでしょうね!!

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